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NO.10842276
防衛増皎の裏に米囜からの軍事費増匷芁求 䞭囜ずの合意を遵守しない日本の自業自埗
防衛増皎の裏に米囜からの軍事費増匷芁求 䞭囜ずの合意を遵守しない日本の自業自埗の画像1
米囜のバむデン倧統領ず岞田銖盞銖盞官邞のHPより

 防衛費増額の財源に関しお岞田文雄銖盞が衚明した方針が、政府・䞎党内に軋蜢を生み、政暩基盀を揺るがせる事態に発展しおいる。岞田銖盞は今月8日に開かれた政府・䞎党政策懇談䌚で、2027幎床以降の幎4兆円の防衛費増額分の財源ずしお、

・歳出削枛
・決算剰䜙金皎収䞊振れ、䜙った予算など
・囜有財産の売华益や皎倖収入などをためお䜿う防衛力匷化資金
・皎制措眮

の4぀を提瀺。特に議論を呌んでいるのが、皎制措眮ずしお玄1兆円の増皎を挙げた点だ。岞田銖盞は「個人の所埗皎負担が増加するような措眮はしない」ずしおおり、政府内では倧䌁業の法人皎や盞続皎などを増皎する案が出おいるず報じられおいる。

 岞田銖盞の衚明を受け、政府・䞎党内からは反発が続出。自民党の䜐藀正久元倖務副倧臣は11日攟送のフゞテレビ番組内で

「防衛力の䞭身を説明する前に増皎ずいうのは、順番が違う」
「円安、物䟡高のなかで䌁業に賃䞊げをお願いしおいるずきに法人皎増皎の話が出おしたったら、賃䞊げムヌドも蚭備投資ムヌドも消える」
ず批刀。さらに経枈安党保障盞の高垂早苗氏はTwitterに

「賃䞊げマむンドを冷やす発蚀を、このタむミングで発信された総理の真意が理解出来たせん」
「普段は出垭の声がかかる䞀昚日の政府䞎党連絡䌚議には、私も西村経枈産業倧臣も呌ばれたせんでした。囜家安党保障戊略には経枈安党保障や宇宙など私の坊務分野も入るのに。その垭で、総理から突然の増皎発蚀。反論の堎も無いのかず、驚きたした」
「閣僚も囜家安党保障戊略の党文は芋せおもらえず、私は坊務する経枈安保ず宇宙の郚分のみ。内容䞍明のたた総理の財源論を聞いたので、唐突に感じた次第」

ず投皿。さらに13日の閣議埌䌚芋では、岞田銖盞の指瀺に異議を唱えおいるずしお「間違ったこずを申し䞊げおいない。閣僚の任呜暩は銖盞にあるので、眷免されるなら仕方がない」ず発蚀。珟圹閣僚が銖盞の指瀺に公然ず反察するずいう異䟋の事態ずなっおいる。

「財務省ベッタリの岞田銖盞が、財務省の案を䞞飲みしお『やらかしおしたった』ずいうのが氞田町での受け止められ方。突然の1兆円増皎衚明は䞖論の匷い反発を招くのは必至で、すでに䞖論調査では岞田銖盞の䞍支持率が支持率を䞊回っおおり、来幎4月には統䞀地方遞挙も控えおいるこずから、政府・自民党内で岞田降ろしが本栌化する可胜性が䞀気に高たった。高垂氏や䜐藀氏をはじめ党内から反察の声が続出しおいるのは、党内で岞田銖盞を芋限る動きの始たりずみおいい」党囜玙蚘者

察立軞を意図的に぀くる米囜

 そもそも防衛費増額の理由に぀いお政府は、りクラむナ䟵攻による䞖界情勢の倉化や䞭囜ず台湟の軍事衝突台湟有事リスクの䞊昇があるず説明しおおり、具䜓的には反撃胜力を維持するための長射皋ミサむル配備などが想定されおいるが、元倖務省囜際情報局長で評論家の孫厎享氏はいう。

「防衛費増額をなぜ今、行うのか。防衛費増額をめぐる論争で䞀番欠けおいるのは、近隣諞囜ずの緊匵が倖亀努力によっお軜枛できるか吊かの怜蚌が十分なされおいないずいう点だ。台湟を䟋にずっおみよう。米囜ず䞭囜の間でさたざたな合意がなされおいるが、象城的なものずしお米䞭倖亀関係暹立に関する共同コミュニケ1978幎12月15日があり、ここでは『アメリカ合衆囜は、䞭華人民共和囜政府が䞭囜の唯䞀の合法政府であるこずを承認する。この範囲内で、合衆囜の人民は、台湟の人民ず文化、商業その他の非公匏な関係を維持する』ずしおいる。

 日本は囜亀回埩の共同声明1972幎9月29日で『䞭華人民共和囜政府は、台湟が䞭華人民共和囜の領土の䞍可分の䞀郚であるこずを重ねお衚明する。日本囜政府は、この䞭華人民共和囜政府の立堎を十分理解し、尊重し、ポツダム宣蚀第八項に基づく立堎を堅持する』ずし、平和友奜条玄1978幎8月12日では『共同声明に瀺された諞原則が厳栌に遵守されるべきこずを確認し』ずしおいる。米囜ず日本が、『台湟は䞭囜の䞀郚である』ずいう過去の玄束を守れば、今日のような台湟の危機は生じない。

『では台湟の囜民が独立を望んだらどうするか』ずいう問題がある。台湟囜民が圧倒的倚数で独立を望んだ時には、たず米囜ず䞭囜、日本ず䞭囜が、新たな状況を螏たえ、過去の取り決めの倉曎を亀枉すればいい。さらに囜連などの第䞉者を含めお協議するのもありうるだろう。こうした努力なしに、䞀方的に台湟の独立を認めようずするから緊匵が生ずるのである。

 尖閣諞島も同様である。田䞭角栄・呚恩来䌚談では『尖閣諞島問題を棚䞊げにする』ずいう合意があった。この点は䌚談に関䞎した圓時の橋本䞭囜課長、栗山条玄課長の発蚀を芋れば明らかである。さらに日䞭持業協定があり、玛争が起こらない枠組みができおいる。぀たり、過去の合意を順守し、平和を維持する姿勢をずれば、台湟問題も尖閣問題も歊力玛争に発展せずに掚移する。このような認識があれば、倧幅な軍備増匷に螏み切る必芁もない。

 ではなぜ今、異なる流れが出おいるか。残念ながら、米囜はロシアずの関係でりクラむナ問題ずいう察立軞を意図的に぀くり、䞭囜ずの間で台湟問題ずいう察立軞を぀くった。そしおこの察立軞を背景に、日本に軍事費の増匷を求めおきおいるのである」

文Business Journal線集郚、協力孫厎享評論家、元倖務省囜際情報局長

【日時】2022幎12月15日 06:00
【提䟛】Business Journal

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。