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再開許可に「一安心」 MJSが試験的な対面授業へ フィリピン
首都圏タギッグ市のマニラ日本人学校(MJS)で26日から試験的な対面式授業が開始される。

まず小学部1〜3年の対面授業が26日に始まり、小学部4年〜中学部3年は29日から始まる予定。

今回の対面授業再開によって、実に630日ぶりに校舎に児童・生徒の姿が戻ってくる。

MJSは2020年の首都圏防疫強化地域(ECQ)発令前の3月9日に休校を決めたが、同年5月11日と早い段階からオンライン授業を行ってきた。

コロナ禍で455人だった在籍児童・生徒数は21年10月31日までに146人に減少。

その中でも、対面授業の再開を願う児童・生徒や保護者、教員の思いが、全国的にも狭き門である試験校承認を実現に導いた。

梶山康正校長によると、80ページ超の申請書を提出し、今月4日と8日に市担当者らの視察を迎えていた。

当初教育省からは22日の再開で許可が得られていたが、その後タギッグ市から「待った」が掛かり、開始が遅れたという。

児童・生徒の学校滞在時間は4時間半以内と限定されていることから、MJSでは午前中4時間の対面授業を想定し、一斉下校時間も定めている。

見通しとしては、学校生活に慣れてきた2〜3週目以降で順次、午後のオンライン授業も開始していくという。

梶山校長は「一安心した」と再開への喜びをにじませた。

「在フィリピン日本国大使館、マニラ日本人会、マニラ日本人学校運営理事会による支援や保護者からの理解、協力があった」と感謝の気持ちも伝えた。

▽ニューノーマルへ
MJSは今月10日付で「学校再開後について」と題した対面授業時の公衆衛生上の諸規則を発表していた。

登校時のマスクとフェイスシールドの着用や家庭での毎朝の検温、結果の記入、37・5度以上の熱があった場合の自宅静養などが定められている。

また、児童・生徒間での共有を避けるため、読書の本や、水筒の保管方法、自宅からの飲み物持参、ドアに触れないこと、ボール類や大縄、遊具の当面の使用禁止なども記されている。

さらに教職員同士が離れていても連携が取れるよう、アプリを活用するなどし、児童・生徒の遅効や欠席状況の確認も電子フォームで行うといった工夫も取られるとしている。

(岡田薫)
【日時】2021年11月25日
【提供】まにら新聞
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