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大統領、首長に飲食代立て替えを提案 ワクチンデーで接種促すため フィリピン
ドゥテルテ大統領は23日の演説で、29日からの3日間全国で行う新型コロナワクチンデー「バヤニハン・バクナハン」(助け合い接種)について、接種会場の一つとなっているファストフード店で接種希望者の飲食代金立て替えを州知事や市町長に提案した。

大統領は演説で「私は住民にワクチン接種のため病院、モール、ファストフード店へ出向かせるよう首長らに求めている」とした上で「接種会場のジョリビーやマクドナルドに出向いた住民が、飲食しようと思っても持ち合わせがないような場合、首長らが立て替え払いするよう求める。

私が後で支払う」と述べ、食事代を肩代わりしてでもワクチン接種を促すとした。

また、大統領は同じ演説で「ワクチン接種を拒む者はレストランやリゾートに立ち入るのを許されるべきではないし、彼らに食事を提供しないというレストランの方針を支持する」とした。

さらに「接種を拒む者は海辺にでもいるべきだ」と自論を展開した。

政府はワクチンデー期間中、首都圏を除く全国16地域を対象に計1500万回の接種を計画。

21日時点で3358万人にとどまっている接種完了者を大幅に増やすとしている。

(澤田公伸)
【日時】2021年11月26日
【提供】まにら新聞
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