「遊楽ガーデン」グループは首都圏を中心にパチンコホールを展開する有力チェーンである。経営店舗は主に「ガーデン」の屋号を冠し計35店舗を営業中だ。その内訳は埼玉県(19店舗)、東京都(7店舗)、千葉県(6店舗)、神奈川県(2店舗)、そして茨城県(1店舗)となっている。
2017年頃から積極的なM&Aでその勢力を拡大してきた同グループ。2020年に入ってすぐに「ウエスタン」グループの10店舗をまとめて事業承継したことも記憶に新しいところだ。東京都江戸川区に本拠を構える老舗企業として堅調な集客状況を誇っていたウエスタングループ故に、このニュースは驚きをもって伝えられたもの。
そしてこの頃から(M&Aによる既存店の取得と合わせて)店舗整理も推し進めており、文字通りスクラップ&ビルドを積極的に推進してきた点も同社を語る上で欠かせない特色といえるだろう。なお、以下は2020年以降の「ガーデン」グループにおける取得ホール及び閉鎖ホールの一覧をまとめたものである。
■2020年以降の「ガーデン」グループにおける取得ホール及び閉鎖ホール一覧
コロナ禍以降の4年半の間に(ホール跡地以外へ)新規出店した店舗は『スマートガーデン浦和88』の1店舗のみ。それ以外はM&Aによる既存店の取得となっていて、その数は実に16店舗に上る。
そして同期間中に13店舗を閉鎖したことで、経営ホール数の増減はプラス4軒だ。改めて時系列に並べてみると既存ホールの「取得」と「閉店」が見事に繰り返されていることがよく分かる。中には取得後早々に閉鎖された店舗も含まれており、決断の早さが見て取れる点も「ガーデン」グループのイメージ通りといった感じか。
(大手チェーンにおいても)多くがコロナ禍以降に経営ホール数を減らしている状況下で、ここまでスクラップ&ビルドを推進しつつも着実に事業規模を拡大している様はさすがの一言だ。
直近では『スマートガーデン武蔵浦和』が8月8日にスロット専門店としてグランドオープンすることが告知されたばかり。まだまだ「ガーデン」グループの動向から目が離せそうもない。
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