相変わらず「別世界」で選考が行われているようだ。年末恒例の「第63回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)で、大賞候補となる「優秀作品賞」10選が発表された。以下がその顔ぶれ。
・AKB48「根も葉もRumor」
・Awesome City Club「勿忘」
・純烈「君がそばにいるから」
・Da-iCED「CITRUS」
・DA PUMP「Dream on the street」
・NiziU「Take a picture」
・乃木坂46「ごめんねFingers crossed」
・氷川きよし「Happy!」
・三浦大知「Backwards」
・LiSA「明け星」
今年は例年に比べてヒット曲が少なかったとはいえ、世間の認識からは乖離している。Official髭男dismの「CryBaby」、優里「ドライフラワー」、back number「水平線」、藤井風「きらり」などのヒット曲が選考から漏れ、「怪物」がヒットしたYOASOBIは特別賞に落ち着いた。スポーツ紙記者の話。
「まぁ、何というか“通常運転”ですね。いわゆるバーニングの燦然たる影響力が随所に炸裂しています。もはやレコ大に権威はなく、各レコード会社は年の瀬12月30日の生放送でパフォーマンスができる〝権利〟を得るために『優秀作品賞』10選にネジ込もうとしています」
大賞にはデビュー20周年を迎えた氷川きよしが最有力とされるが「土壇場でAKB48の大逆転があるかもしれない」(音楽関係者)といった声もある。
新人賞も実に興味深い。今年はINI、TAKEO、マカロニえんぴつ、望月琉叶の4人が候補で、この中から最優秀新人賞が選ばれる。
新人だけあって「誰それ」ムードなのはご愛嬌。今年は9月にデビューしたばかりの“和製ビヨンセ”ことTAKEOが猛プッシュされているという。
「詳しくは事務所を調べてもらえれば(笑)。つい先日(11月16日)にデビューライブを行ったばかりの新人中の新人です。当初は候補4作品の中で入っただけで御の字でしたが、ライバルが弱いとみるや、トップを狙いにきている。歌唱力は本物で、音楽業界の評価は高いですが…。ここにきての熱烈営業にメディアのレコ大担当は困惑しているそうです」(音楽関係者)
今年も本番でどのようなドラマが待ち受けているのか?すでに決まっているが、注目だ。