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EXILE・AKIRAが台湾で大人気! 低視聴率男から「国民のお義兄さん」へ成り上がりヒストリー
2019年、台湾人モデルのリン・チーリン(林志玲)と結婚し、日台双方で大きな話題を呼んだEXILEのAKIRA。

06年にグループに加入して以降、ダンサーとしてだけでなく俳優業にも精を出すものの、主演したドラマはヒットに恵まれず、日本での一般知名度や人気は同期のTAKAHIROに比べると目立たない印象が拭えないだろう。

しかし、現在彼は妻の故郷・台湾でジワジワ活動の範囲を広げており、「国民姐夫」(国民の義兄さん)として親しまれているのだ。

もちろん、リン・チーリンの知名度あってのことだが、台湾人がAKIRAに好感を抱くのはそれだけの理由ではない。

今回は、「AKIRA in TAIWANヒストリー」を解説していきたい。

AKIRAが台湾に進出したキッカケは2014年に同国で放送されたドラマ『GTO TAIWAN』にさかのぼる。

本作は藤沢とおる氏による大ヒットマンガを実写化し、日本で人気を博したドラマ『GTO』シリーズの番外編的な位置付けだ。

AKIRA扮する鬼塚英吉が、台湾の高校から1週間の研修プログラムに招待されるというストーリーで、当時、総務省が推進していた補正予算施策のひとつ「アジア地域における国際共同製作に関する調査研究」の支援を受けて制作されたものだった。

しかし、城田優や山本裕典など豪華キャストを取りそろえたにもかかわらず、日本はおろか台湾でもさほど話題にはならず。

実は、現地では反町隆史が鬼塚役を務めた1998年版『GTO』が繰り返し再放送されるほどの人気で、「鬼塚=反町」「GTO=POISON」という方程式が出来上がっていたのだ。

そう、日本でもそうであったように、AKIRAが反町のイメージを覆すことはできなかった。

20代後半以降の台湾人に『GTO』の話を振ると、ほんどの人が「ポイズン懐かしい」「反町かっこよかった〜」と振り返るだろう。

「国民の姉」と呼ばれ、長年親しまれているリン・チーリンとの結婚が発表された際も、一部の日本通を除き「AKIRAって一体誰なの!?」という反応が大半だった。

そもそもチーリンには長年恋人関係が続いているのではないかとウワサされていた俳優がいたのだが、別れたという報道が出てからは誰もが「この先結婚できるのだろうか」と心配したという経緯がある。

そこで突然彗星の如く現れ、「国民の姉」を嫁にしたのだから、台湾人から困惑の声が上がりまくるのも頷ける。

結婚発表後、現地メディアは次々と「リン・チーリンの旦那はどんな人?」「日本での立ち位置は?」「今知っておくべき日本の芸能人の1人」といった記事を配信。

一時期は多数の情報が交差し、「逆玉の輿か?」「彼女にとっては格差婚になるのでは?」という評価が多勢だったが、最終的には「チーリンが選んだ男ならきっといい奴だ!」と好意的にとらえられた。

AKIRAの知名度は「大勢いるEXILEの中の1人」から「国民の姉を射止めたAKIRA」にまで上昇したのである。

これもひとえに、チーリンのイメージがいかに良かったかということの表れでもある。

しかし一方で、AKIRAの人気は結婚に付随したものだけではない。

彼は突然の注目の裏で、台湾のチーリンファンに好印象を持ってもらおうと地道な努力を続けていたのだ。

2020年の春節(旧正月)に行われた『超級巨星紅白芸能大賞』(日本でいう紅白歌合戦)にEXILEとして出演したAKIRAは、番組に向けての記者会見で「台湾でパフォーマンスを行うことになったきっかけは何か?」と問われた際「AKIRAさんのために台湾行くよ! とメンバーが言ってくれた」と笑顔を見せ、続けて台湾ビールや小籠包が好きだとコメント。

さらに、自身のあだ名「国民の義兄」について「温かいネーミングをつけてくださってうれしいです。チーリンがこれまで台湾の方々と本当に丁寧に接してきて、そういうバックボーンがあるからこそだと思います」と丁寧に感謝の意を示し、現地のグループに対する好感度の上昇に大きく貢献した。

番組のために作り直したという音源を使用したパフォーマンスも若い視聴者の反響を呼び、改めてEXILEのファンになったという人も大勢現れた。

台湾とは政治的な理由で「微妙な関係」にある中国では、しばし「台湾を優先した」「台湾を一国だと認めた」という理由で他国の芸能人をバッシングする傾向が見受けられるため、「今後中国から圧力がかけられるのでは?」と心配の声が上がっていた。

そんな中でも、AKIRAはこういった「親台」発言を物怖じせずに行ったことから、「なんかうれしいね」と各所で称賛されるという現象が起こっている。

直近ではファッション誌「GQ TAIWAN」3月号の表紙を堂々と飾り、着実に実績を残しているAKIRA。

知名度の上昇はもちろんチーリンのお陰という点が大きいが、その後の発展は彼自身の努力から生まれたものだろう。

今後の活躍にも期待したいところだ。
【日時】2020年04月18日 15:30
【提供】サイゾーウーマン
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