タイと中国の外交関係樹立50周年を記念し、タイ国政府観光庁(TAT)は2025年7月9日、タイ・エアアジアのエアバスA320型機に特別リバリーを施したことを発表しました。タイ政府メディアNNTが伝えています。
機体には、周年を象徴するナーガ(タイの神話上の蛇)と龍が絡み合い、金の玉を見つめるデザインが描かれており、両国の挨拶「สวัสดี(サワディー)」と「你好(ニーハオ)」も添えられています。この機体は、今後タイと中国を結ぶ10の主要都市路線で運航される予定です。
発表は、ターパニー・キアットパイブーン総裁のもと、タイ・エアアジア幹部、タイ外務省関係者、駐タイ中国大使館の楊暁龍(ヤン・シャオロン)参事官らが出席して行われました。
機内でも「5 Must Do in Thailand(タイでやるべき5つのこと)」をテーマにした観光プロモーションが展開されており、頭上収納棚やキャビンの仕切り、トレイテーブルに関連デザインが施されています。
今回の取り組みは、文化的な象徴を通じて中国人旅行者への感情的な訴求力を高めるとともに、タイへの渡航意欲を促すことを目的としています。TATはタイ・エアアジアおよび関係省庁との連携を強化しながら、今後の観光誘致を加速させていく方針です。
TATはこのキャンペーンにより、2025年に中国からの訪問者を479万人以上と見込み、2,700億バーツ超の観光収入を目指しています。
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