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印鑑?チューブ?57歳男性が自作の異物を尿道に挿入
鉛筆、ロウソク、乾電池、針金、ヘアピン、体温計…。

何の規則性もなく書き並べたようだが、これらはいずれも、人体のある部分から取り出されたものだ。

国際医学症例誌『INTERNATIONAL JOURNAL of SURGERY CASE REPORTS』に最近掲載された報告によると、横浜市立大学市民総合医療センターの泌尿器科に昨年運び込まれた57歳男性の膀胱から、すっかり石灰化した長さ6センチほどの印鑑サイズの筒状の物体が見つかった。

臨床の現場では「膀胱異物」と呼ばれるこの症例。

文字通り、膀胱内に入り込んだ異物が取り出せなくなったことで炎症を起こす病気のことで、異物のほとんどは性的目的から挿入されたもの。

尿道から無理やり挿入した異物が膀胱内に達して取り出せなくなると、頻尿や排尿痛、排尿困難などの症状を引き起こし、下腹部の痛みや血尿、尿路感染症などさまざまな症状に結びつくおそれがある。

横浜市立大学医療センター泌尿器科の河原崇司医師のもとを訪れた男性患者の場合は、自分で作った金属製の物体を数カ月前に挿入。

物体は、滑りを良くするために柔らかな弾性ゴムで覆われていて、キャップを開けると二つに分けられる凝った構造だったが、内視鏡で見たときには、膀胱内のカルシウムやマグネシウムが石灰化してくっつき、すでに尿道からは取り出せない状態に陥っていた。

そこで、最終的には開腹手術に踏み切り、膀胱壁を切って異物を取り出したところ、手術後2週間で自力排尿できるようになったと言う。

論文によると、国内では1917年以降、これまでに1500件以上の同様の症例が報告されていて、男性は女性の2倍多く、従来はほとんどが10〜20代の若者だったが、最近では今回のように、60歳前後の高齢患者の例も増えているという。
【日時】2017年02月13日 17:31
【提供】ハザードラボ

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