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外交部は5日、遠景基金会と共同で凱達格ランフォーラムを開催。ジョンソン氏やフランス国民議会前議長のフランソワ・デ・ルジー氏を招き専門講演を行った。また、米国・日本・カナダ・フィリピン・インド・ポーランド・スロバキア・デンマークなど各国の政治家や専門家も招かれ、インド太平洋地域の安全、全社会的防衛戦略、経済・技術外交戦略統合をテーマに議論した。外交官は、今回の議程内容と講師の配置において特別な工夫が施され、英国とフランスを含む国際的な要人が明確に台湾支持を示したことが、フォーラムを大きく注目された理由と強調した。

外交官によると、凱達格兰フォーラムと玉山フォーラムは外交部が主催する二大国際フォーラムで、それぞれ遠景基金会と台湾アジア交流基金会と共同で開催されている。過去のフォーラムに出席した各国の貴人や要人は大いに注目されており、「世界が台湾に進む」具体的な成果を示している。林佳龍外交部長は両フォーラムを非常に重視しており、準備初期から何度も部内会議を主催し、フォーラムの主軸を策定した。また、中国のハイブリッド戦、海底ケーブル破壊リスク、台湾のグローバルAIエコシステムにおける役割などの議題を議程設計と要人招待のコアな考慮点としている。これにより、台湾が世界の重要な議題に積極的に参画し、世界に貢献できることを示している。

官員：台湾と欧州の近年の相互関係は活躍しており、特に英仏は進展

前述の官員は、林佳龍氏がフォーラムの内容計画から細部まで万全の準備を行い、台湾が「世界の台湾」として地域および国際舞台で重要な役割を果たす力を示すことを期待していると述べた。近年、台湾とG7およびインド太平洋諸国との関係は深化しており、アメリカ・日本・イギリス・フランス・カナダと価値観・安全保障・経済・技術の分野で頻繁に交流している。また、フィリピン・オーストラリア・ニュージーランド・インドなどのインド太平洋諸国との二国間関係でも実質的な進展を遂げている。

外交官は、台湾と欧州諸国との近年の交流が非常に活発であり、特にイギリスとフランスとの関係が大きな進展を見せていると指摘。例えば、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は5月に「シャングリラ・ダイアログ」で、アメリカとインド太平洋諸国に対し「ウクライナを犠牲にするなら、台湾にリスクをもたらす恐れがある」と公に警告を発し、7月には「国家戦略報告」および新たな「インド太平洋戦略報告」を公表。これらには台湾および台湾海峡の安全が注目されている。イギリスもまた6月に軍艦を台湾海峡に派遣し、行動で台湾海峡の航行自由を守るとし、同月に発表された「戦略防衛レビュー」および「国家安全保障戦略」でも台湾海峡の平和と安定に対する関心を強調している。

前述の官員によれば、今回のフォーラムは林佳龍氏の直接の決裁により、ジョンソン氏およびデ・ルジー氏がフォーラムに招待され、専門講演を行った。これは英国とフランスが台湾に対して増加する注目に答え、感謝の意を示すとともに、インド太平洋地域の平和と安定をともに守ることを目的としている。

官員：中国の覇権拡張の野心を暴くこと、既に民主陣営の共通認識に

ジョンソン氏が台湾滞在中、メディア会見で台湾と英国政府が承認するバレスチナの「類似点」を述べ、1933年の「モンテビデオ国家権利義務公約」を基に「台湾が英国承認を受ける主張がより強固である」と言及したことが、中国の不満を引き起こした。これに対し、中国駐英大使館は6日に声明を発表し、ジョンソン氏を「非常に無責任」と非難した。外交官によれば、中国側の反応は、ジョンソン氏の台湾支持発信が中国の痛点を突いたことを示しており、感情的な恫喝へと傾いた外交の言葉しか残されていないことを示している。これは中国の国際的にネガティブなイメージをさらに悪化させる可能性がある。

前述の官員によると、ジョンソン氏はメディア会見で、中国の公式声明は、中国が台湾を力によって統一しようとしていることを示唆しており、これが世界および中国自身に大惨事を招く可能性があるとしている。これにより、中国こそが台湾海峡の平和と安定を破壊しようとしている側であることが明らかだ。台湾の人々は現状を保護し、平和的に問題を解決したいと願っており、これは国際社会で良い力として認識されている。

さらに、その官員は、林佳龍氏が7月初めにフォーラムに参加し、中国が長期的に台湾の国際関与を圧力で抑え、国連総会第2758号決議を歪めようとしている試みが民主国家に警戒を促し、軍艦を台湾海峡に派遣し、議会で友好決議を通すなどの反対行動を引き起こしている、と指摘した。林佳龍氏はまた、中華人民共和国が台湾を統治したことがないことを強調し、現状は中華民国台湾と中華人民共和国が対等に存在し、互いに従属しないものであると指摘した。ジョンソン氏など訪問者の発言と対比して、中国の法戦論述の専制拡大の本質と野心を明らかにし、民主的な台湾と独裁的な中国という課題に直面することが、国際民主陣営の共通認識と行動の方向性であることを示している。

【日時】2025年08月08日 21:32
【提供】風傳媒

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