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日ロ国境、つながり体感　北海道・稚内—サハリンでモニターツアー

06/18 07:00

国境観光モニターツアーでサハリン州郷土博物館を見学する参加者ら

　【ユジノサハリンスク栗田直樹】稚内とロシア・サハリン（樺太）を４泊５日で巡る国境観光モニターツアーの一行が１７日、サハリンを訪れ、日本領時代の史跡や大型商業施設などを見学し国境地域のいまを体感した。北大や九州大の研究者らが提唱する「国境・境界観光（ボーダーツーリズム）」の一環として、初めて北海道と隣接地域でツアーが行われた。

ハリン縦断バイクツアー出発

07月02日　12時32分

サハリン縦断バイクツアー出発

ロシアのサハリンをオートバイで縦断するツアーがことしも行われることになり、全国から集まった愛好家３１人が稚内港からフェリーで出発しました。
このツアーは、サハリンで舗装されていない道路をオートバイで走り、手つかずの自然を体感してもらおうとオートバイ雑誌の出版社などが去年に続いて企画しました。
ことしは全国からオフロードバイクの愛好家３１人が参加し、稚内港で出国の手続きを済ませたあと、サハリンに向かうフェリーに乗り込みました。
去年のツアーではサハリンの南部およそ８００キロを走りましたが、ことしは南から北まで縦断して再び戻ることにしていて、６日間かけておよそ２０００キロを走るということです。
静岡県から来た男性は「舗装されていない道を土煙を浴びながら走るのが楽しみです」と話していました。
一行は今月８日に稚内港に戻ります。

引き揚げ者の資産を公開
07月24日　10時42分
引き揚げ者の資産を公開

　
函館税関は、終戦後、道内へ引き揚げてきた人たちから預かり、そのままになっている通貨や証券などの資産を、来月の「終戦の日」を前に報道陣に公開し、心当たりのある人は連絡してほしいと呼びかけています。
終戦後、旧満州や樺太、いまのサハリンなどから道内に引き揚げてきた人たちは、一定額以上の通貨や証券などの持ち込みが制限され、制限を超えた資産は国が一時的に預かりました。
預けられた資産は、各地の税関を通じて持ち主への返還が進められましたが、函館税関にはまだおよそ１万８８００人分が保管されたままになっています。
このため函館税関では、「終戦の日」を前にしたこの時期に、毎年資産を報道陣に公開して受け取りを呼びかけています。
ことしで戦後７０年となる中、引き揚げてきた人たちも亡くなる人が多く、去年、返還できたのは３３人分にとどまったということです。　
函館税関の橋本和義統括監視官は「本人でなくても家族なら受け取ることができるので、気軽に問い合わせてください」と呼びかけています。
問い合わせ先は函館税関で、電話番号は、０１３８−４０−４２４４です。

戦後７０年、樺太の先人鎮魂　引き揚げ者ら現地で慰霊祭、豊原会

サハリン定期航路、存続危機　北海道稚内市の三セク継承、めど立たず

12/15 07:00

ハートランドフェリーによる運航最終日にアインス宗谷から下船する観光客ら＝９月１８日、稚内港

　【稚内】稚内とロシア・サハリン州を結ぶ定期航路を、稚内市などが設立する第三セクターが来季から引き継ぐ計画が暗礁に乗り上げている。運航の担い手として市が交渉中の船舶管理会社との間で、外国人船員の雇用など計画の根幹について隔たりが大きく、来年６月の運航開始のめどは立っていない。工藤広市長はチャーター船による来季の運航を示唆しており、１９９５年に就航した同航路の定期便は一転、存続が危うくなっている。

市が稚内とロシア・サハリン州を結ぶサハリン定期航路の今季運航を断念して３カ月余り。第三セクターの新会社「北海道サハリン航路」が１日、設立され、関係者からは早期再開を求める声が上がる。社長に就任した藤田幸洋氏（藤建設社長）は、２年以内をめどに定期航路の運航再開を目指す方針を掲げたが、貨物量確保の具体策や運航形態はまだ白紙の状態で、航路復活までのハードルは高い。

サハリンへ貨物船出港　稚内３社チャーター　試験輸出

08/24 07:00

試験輸出のためにチャーターした貨物船に積み込まれる農産物などの商品＝稚内港

　【稚内】サハリン州との貿易実績がある市内の３社が連携してチャーターした貨物船が２３日、道産果物や建材など約２０トンを積み込み、サハリンへ向け稚内港を出発した。

　１０月下旬にユジノサハリンスク市で開かれる道北物産展に向け、試験的に商品を輸出し、通関の流れなどを確認するのが目的。

　同州コルサコフ市の船舶会社からチャーターした貨物船（３００トン）は、同日午前９時ごろに稚内港に入港。税関と海保の検査を受けた後、スイカやメロン、インスタントみそ汁、外壁材などの建材を積み込み、同日夕に出発した。

　船は２４日、コルサコフ港に到着する予定。到着後、食品はユジノ市のショッピングモールで販売される。

　今回、チャーターを主導した稚内市内のスーパー経営「ホクユーストア」の吉川勝社長は「１０月の物産展に向け、関係機関の知恵を結集して貨物を集めていきたい」と話した。