🚙 ドローン・ラジコン

動画公開でネット炎上　男を書類送検

今年４月、名古屋市中区の繁華街で、ラジコンヘリを無許可で飛ばし、墜落させた男が書類送検された。
航空法違反の疑いで書類送検されたのは、名古屋市港区に住む自営業の男（３５）。

中署によると、男は今年４月、名古屋空港の航空交通管制圏内である中区栄のテレビ塔近くで、ラジコンヘリを国の許可を得ずに、上空１５０メートルを超える高さで飛ばした疑い。
ヘリは縦・横約３０センチ、重さ約１キロで、１時間ほど飛行したあと操縦不能になり繁華街に墜落。ケガ人はいなかった。
男の知人が一部始終を撮影しＹｏｕＴｕｂｅで公開、「一歩間違えれば負傷者が出ていたかもしれない」と視聴者から批判が殺到、たちまち炎上した。

航空法では、航空機の安全確保のため一定の高さでラジコンヘリなどを飛ばす場合、事前の申請が義務付けられている。
調べに対し男は、「夜景を撮るために飛ばした。許可がいるとは知らなかった」と、容疑を認めているという。

ラジコンヘリの飛行について、警察が立件に乗り出すのは珍しい。安価で高性能なラジコンヘリが普及しており、愛好家らに危険性を周知する狙いがあるとみられる。