ロリータ・コンプレックスの語源はロシア生まれの米国作家ウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」から来てます。
小説は出版された頃はポルノ小説として評価された。5か国で発禁処分になった。
現在ではアメリカ文学の古典として認知されている。
主人公は少年の頃に恋人になった同じ年(数か月年下)の少女が病死したことから
恋人だった少女の面影を持つ少女(ロリータ)と出会ってその母親と結婚する。
が結婚した女性(少女の母親)は事故死する。
で・・・少女(ロリータ)を連れて米国中を逃亡する旅に出る。
でも少女(ロリータ)はおっさん(38歳)に興味無し(笑)だから男と逃げる。
執念深く探して3年後ロリータを発見したが一緒に逃げた男と結婚して妊娠してたロリータ(笑)
旦那を殺して逮捕、投獄される。ロリータは出産時に死亡する。
で・・・獄中から書き残した「手記」が小説「ロリータ」という事になっている(笑)
もちろんウラジーミル・ナボコフは殺人もやってないし逮捕もされてない。
実は「少女愛好家」つまりいまでいうロリコンでも無かった。
主人公の大学教授→知的ではあるが、屈折・鬱屈した自意識に満ちた存在→ヨーロッパ旧世界の象徴
ヒロインのロリータ→成熟しつつも素朴な性質→アメリカの象徴
という文学作品だったようだ
※主人公の大学教授はたった一人の少女に拘ってるから昨今の小さければ誰でも良い変質者とは違う(笑)