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パワハラ訴訟　元女性自衛官の訴えを棄却

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　元自衛官の女性が、上司のパワハラなどが原因で退職に追い込まれたとして、国に損害賠償を求めていた裁判で、札幌地裁は女性の訴えを棄却しました。
　この裁判は、陸上自衛隊に所属していた元自衛官の20代の女性がセクハラの疑いをかけられた同僚をかばったことで、上官からパワーハラスメントをうけて適応障害になり退職を強要されたとして、国におよそ1130万円の損害賠償を求めたものです。27日の判決で、札幌地裁の内野俊夫裁判長は、上官らの行為は過度に心理的負担を与えるものではなく、安全配慮義務にも違反していないとしました。さらに「退職させる意図はなかった」として、原告の訴えを全面的に棄却しました。