😎 北海道不良・族

　関税法違反などの疑いで逮捕されたのは、邱淑芬容疑者ら３人です。警察などによりますと、邱容疑者らは去年１１月、台湾の空港から函館空港に到着した際、ブラジャーの中におよそ５０００万相当の金塊を隠して密輸しようとしたなどの疑いがもたれています。３人が密輸しようとした金塊は１個の直径がおよそ１１センチ、およそ１．７５キロ。ブラジャーの内側に布を縫い付けてポケット状に加工し、その中に金塊を差し込んでいました。３人は容疑を認め「日本に持っていけば報酬がもらえると言われた」などと話していて、警察は金塊の売却先を調べるなど全容解明を進めています。

HTB北海道テレビ

中国籍の女ら 金密輸疑いで告発

03月19日　18時53分

函館空港で去年１１月、台湾から金塊およそ１０キロ、販売価格で５０００万円分を密輸入しようとしたとして中国籍の女３人が逮捕され税関は１９日、関税法違反などの疑いで検察庁に告発しました。
告発されたのは、中国籍の自称会社員、邱淑芬容疑者（４７歳）らいずれも中国籍の女３人です。
函館税関と警察によりますと、３人は去年１１月、台湾の国際空港から函館空港に到着した際、金塊およそ１０．５キロ、国内の販売価格で５０００万円分を密輸入し、消費税などおよそ４００万円を脱税しようとした関税法違反や消費税法違反などの疑いが持たれています。
金塊は女が身につけていた下着に隠し持っていて、入国の際の検査で税関職員が見つけたということです。
警察の調べに対し、３人とも容疑を認め、「金を密輸して日本で売れば消費税分がもうかるといわれ、台湾で男から金塊を渡された。小遣い稼ぎでやった」などと供述しているということです。
税関は１９日、関税法違反などの疑いで検察庁に告発しました。
函館税関によりますと、道内で金を密輸入しようとして摘発された件数はおととし３件だったのが去年１７件とおよそ６倍に増えているということです。
警察は背後に密輸組織が関わっている疑いもあるとみて詳しく調べています。

金塊密輸なぜ目立つ？　／北海道

会員限定有料記事　毎日新聞2018年4月15日　地方版

街ネタ
北海道
解説
オピニオン

消費増税で利益も増加

　なるほドリ　先日、函館空港でおわん形に加工した金塊をブラジャーに隠した女３人が台湾から入国しようとして摘発された事件があったね。金塊の密輸事件が最近目立つ気がするけれど、どうして？

　記者　鍵となるのは消費税です。金の取引は多くの国で非課税ですが、日本では国内での売買の際に消費税が課されます。２０万円相当以上（売買目的ならそれ以下も）の金を海外から持ち込む場合は、税関で消費税を納めなければなりません。その代わり金を貴金属店などに売るとき、店は消費税を上乗せした額で買い取ります。非課税で購入できる国・地域で仕入れて日本に密輸し換金すれば、金自体の額は同じでも消費税分が利益になるわけです。

下着に金塊 密輸の女３人に求刑

04月26日　18時37分

去年１１月、函館空港に重さおよそ１０キロ、５０００万円分の金塊を女性用下着に隠して密輸しようとした罪に問われている台湾出身の女３人の初公判が函館地方裁判所で開かれ、３人は起訴された内容を認め、検察は懲役１年を求刑しました。
台湾出身の会社員、邱淑芬被告（４７歳）ら女３人は、去年１１月、台湾から函館空港に到着した際、重さおよそ１０キロ、５０００万円分の金塊をブラジャーに隠して密輸し、４００万円余りの消費税などを免れようとしたとして、関税法違反などの罪に問われています。
２６日、函館地方裁判所で開かれた初公判で、３人は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、「台湾で知り合った人物から旅費と日本円にして７万円の報酬を約束され、密輸を引き受けた。去年６月にも福岡空港と成田空港で密輸し、報酬を受け取っていた」と指摘しました。
その上で、「国際的な密輸組織が関わった計画的で常習的な犯行で、その実行犯の役割を果たした責任は重い」などと指摘し、３人に懲役１年を求刑しました。
被告の弁護士は、「従属的な犯行で反省している」などととして、３人に執行猶予の付いた判決を求めました。
判決は５月１６日に言い渡されます。

下着に隠し金塊密輸 ３人に判決

05月16日　15時50分

去年１１月、函館空港に重さおよそ１０キロの金塊を女性用の下着に隠して密輸しようとした罪に問われた台湾出身の女３人に対し、函館地方裁判所は「巧妙な手口で悪質な犯行だ」として、いずれも執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
台湾出身の会社員、邱淑芬被告（４７歳）ら女３人は、去年１１月、台湾から函館空港に到着した際、重さおよそ１０キロ、５０００万円分の金塊をブラジャーの中に隠して密輸しようとしたとして、関税法違反などの罪に問われました。
検察によりますと、３人は国際的な密輸組織の人物から犯行を持ちかけられてパッドの形に加工された金塊を渡され、１人２個ずつ、ブラジャーの中に入れて密輸しようとしていたということで、密輸組織の実行犯の役割を果たしていたと指摘していました。
１６日の判決で函館地方裁判所の橋本健裁判官は、「着用した下着におよそ１０キロの金を隠す巧妙な手口で悪質な犯行だ。報酬目当ての動機だが、犯行を認め反省の態度を示している」などとしていずれも懲役１年、執行猶予３年を言い渡しました。