🐟 北海道釣り･漁･漁協雑談

発達した低気圧の影響で先週、道東では秋サケの定置網が破れたり流されたりする被害が相次いだことがわかり、漁業者は台風２３号が北海道に近づくのを前に対応に追われています。
釧路町の昆布森漁協では、漁業者が沖合１キロの所にしかけてあった定置網を陸に引き揚げて調べたところ、先週の低気圧による高波の影響で網が破れているのが確認されました。
道によりますと、こうした定置網が破れたり流されたりする被害は釧路地方の４５か所のうち、５日までに３４か所で確認されたほか、留萌や宗谷、それに十勝や日高などの地域でも確認されているということです。
漁協によりますと、定置網は土を入れたおもりで固定していますが、おもりが壊れたり外れたりしているということで、台風２３号が北海道に近づくのを前に、漁業者は、おもりのつけ替え作業に追われているということです。
漁業者の男性は「次の台風に備えて網を補強していますが、いつもはしない作業なので痛手です」と話していました。
秋サケ漁が最盛期を迎える中で、漁業者の間では網の被害で水揚げの減少を心配する声がでています。