トキシラズ豊漁に期待 昆布森漁港で今季初水揚げ
04/26 07:00、04/26 08:24 更新
昆布森漁港で初水揚げされたトキシラズ=25日午前9時
【釧路町】道東沿岸の春のサケ・マス定置網漁が解禁となり、昆布森漁港で25日朝、昨年初日より140キロ多い170キロのトキシラズ(回遊中のシロザケ)と、同14キロ多い64キロのサクラマスが初水揚げされた。1匹3キロ台の脂の乗ったトキシラズが漁獲される幸先の良いスタートとなった。
同港では24日に網入れが始まり、25日午前6時ごろ昆布森漁協所属の2隻が出漁。同8時すぎに入港し、船上で活締めした魚を水揚げした。第7共進丸(19トン)の川原田良己漁労長(55)「魚体も大きく、初日としては近年にない豊漁。水温が上がる今後はさらに期待できそうだ」と話した。
同港で水揚げされたトキシラズ63匹のうち3キロ台が18匹あり、入札でのキロ単価は昨年初日が2キロ台で3500円だったのに対し、今年は3キロ台で3600円、2キロ台で1800〜2500円。
サクラマスは昨年初日が1キロ台で1150円だったのに対し、今年は2キロ台で1500円、1キロ台で850円だった。