自身6度目の五輪の舞台で、本戦進出を決めた韓国男子スキージャンプのチェ・ソウ(35)が劣悪な環境を惜しみながらも、“トップ10”入りを目標に掲げた。
チェ・ソウは8日、江原道(カンウォンド)平昌郡(ピョンチャングン)アルペンシア・ジャンプセンターでおこなわれた平昌冬季五輪ジャンプ男子個人ノーマルヒル予選(HS109メートル、K点98メートル)で89メートル・94.7点を記録し、予選通過を果たした。
男子ノーマルヒルは予選57人のうち50位内に入れば本戦に進める。
競技を終えたチェ・ソウは「とても緊張し、どう飛ぼうかさえ考えられなかった。(本戦行きは決まったが)成績は少し残念だ」と述べた。
また「支援がほとんど受けられず、練習量が足りなかった。練習も満足のいくものではなかった」とし、「他国の選手たちは競技服を8セット、少なくとも4セットは持って臨むのだが、わたしたちは1セットしかない。その点が惜しい」と打ち明けた。
この日、チェ・ソウは初めて家族が見守る中、五輪の舞台に上がった。
ホームファンの応援もあった。
チェ・ソウは「家族が来たが、どこに座っているのかよく見えなかった。見えれば、もっと力を出せたかもしれないのに」とし、「観衆の声援は着地してから聞こえた。このような応援は初めてだ」と笑みを浮かべた。
【日時】2018年02月09日(金) 09:47
【提供】WoW!Korea