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　2022年11月に公開されて以来、歴代最速で利用者数1億人を達成するなど、猛烈な勢いで世界を席巻しているOpenAIのチャットボット「ChatGPT」。　GPTとは「Generative Pre-training Transformer」の略称で、大量のテキストデータを学習し、人間が書いたものと遜色のない文章を生成することができる大規模言語モデルだ。

2023年3月15日未明に「GPT-4」がリリース

　日本でも人工知能ブームが巻き起こるなか、2023年2月にはマイクロソフトがChatGPTの互換サービス「Bing AI」の提供を開始。今年に入り、まさしく「AI元年」の様相を呈している。そして、日本時間2023年3月15日未明「ChatGPT」の新バージョンとしてリリースされたのが「GPT-4」。さらなる性能の進化に世界中で驚きが広がっている。

「完全に人間の文章と見分けがつかなくなった」

「ドイツで3月9日に行われたイベント『AI in Focus – Digital Kickoff』でドイツ・マイクロソフトのアンドレアス・ブラウンCTOが、『GPT-4は来週にも発表される』と明言していました。ブラウン氏いわくGPT-4は『文章のみならず画像や動画など、GPT-3とは異なる可能性を秘めたマルチモーダルな言語モデル』であり『ゲームチェンジャーになる』とのこと。世界中で期待が集まっていました。海外のSNSでは『完全に人間の文章と見分けがつかなくなった』『これまで大学生の知能レベルだったのが専門家の水準にまで進化した』などと驚きの声が広がっています」(ITライター)　早くも登場した「GPT-4」。人工知能の急加速が止まらない。(中村シュン)