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■ヨドバシカメラの配送が遅れる
アマゾンが独走態勢にあるといっても過言ではない日本の通販業界で、ヨドバシカメラが一部ではアマゾンを上回る配送体制で国内企業の意地？を見せている感があります。

しかし、そのヨドバシカメラで配送が遅れる自体が生じました。

2017年9月16日以降、ヨドバシドットコムでは想定を上回る注文が入ったことから、配送が間に合わない事態が生じています。

翌日配達をウリにしているヨドバシドットコムですが、この事態で一時的に翌日配達の表示から時間がかかることの説明へと表示が変わっていました。

27日午後には正常運営に戻ったとのことですが、一部では遅延が続いています。

たとえば、27日午前中に注文した商品の配達予定が28日となっていましたが、手配中のまま時間が過ぎて、28日遅くに配達手配が完了し、29日は配達会社間の輸送中になっている件があります。

※この注文に関してのヨドバシからのメールには、物流・出荷・配送手続きに時間がかかっている旨の記載しかなく、注文殺到の件とは別件である可能性はあります。

さて、今回の遅れは、想定外の注文量が原因とのことですが、それとは別に、そろそろスピード配達に限界が来ていることも考えられます。

ヨドバシドットコムの荷物を日本郵便で運んでもらっているオヤジも多いことでしょう。

そして、日本郵便といえば、このところアマゾンの荷物も結構運んでいるようです。

ヤマト運輸のアマゾン取り扱い量が減り、日本郵便のアマゾン取り扱い量が増えたとすれば、ヨドバシドットコムも扱っている日本郵便の余力が減ることは十分に考えられることです。

■急ぎません便を有利に使う
そうなれば、日本郵便の通販への対応が変わるかもしれません。

佐川急便・ヤマト運輸・日本郵便のビッグ3が揃って通販にダメだしをするようなことになれば、国民の利便性は一気に悪化してしまいます。

そうならないためには、何が何でも急いで運ぶという概念を考え直さなければいけません。

とはいえ、急に注文が集中した日に翌日へ回せるメリットはありますが、荷物の絶対数が変わらなければ、配達を先延ばしにするだけ後ろが悲惨なことになります。

そこで重要なのは、比較的余力のある日や時間帯に「急ぎません便」の荷物を割り振ることです。

現在、急ぎません便を導入しているショップとしては、靴などを販売する「ロコンド」という通販サイトがあります。

こちらのサイトでは配達スピードによって送料が変わります。

急ぎません便なら100円も安いということで、人気も上々とのことです。

ただ、再配達問題は急ぎません便だけで解決する話ではありません。

注文する側は、できる限り再配達の必要性がない状態を整えるべきです。

自分がされて嫌なことは、相手にもしないという考え方を、ここにも導入する必要があるでしょう。

そして、本当に急いで必要なオヤジだけが、スピード配達をオプションで依頼する世の中になれば、随分と社会の様相も変わっているはずです。

昔はそうだったような気もするのですが、気のせいでしょうか。

タダで早く届けてほしいと願う社会は、国民に余力がない社会なのかもしれません。

こういう点を政策課題に掲げる政党はありませんかね？ということで、来る総選挙には、ちゃんと投票に行きましょう。