🌊 北海道災害

クマ出没の幌別川立入禁止解除
09月16日　20時38分

カラフトマスが遡上する世界自然遺産・知床の幌別川の河口で、ヒグマと釣り人の危険な遭遇が相次ぎ環境省などが周辺の立ち入りを禁止した問題で、ヒグマの出没が収まり、釣り人たちが互いに注意喚起するための団体をつくったことなどから立ち入り禁止が解除されました。
世界自然遺産・知床の斜里町側にある幌別川の河口では先月下旬、ヒグマが釣り人の自転車やリュックサックを壊したり人がさばいた魚を食べ、釣り人に近づいたりするトラブルが６日間続きました。
このため、環境省などでは、このままでは人身事故につながりかねないとして付近を今月２日から立ち入り禁止にしていました。
その後、河口付近ではヒグマの出没が収まり、釣り人どうしが注意喚起するための団体が新たに地域に発足したほか、関係機関がさばいた魚から出る生ゴミを回収するためのヒグマ対策を施したゴミロッカーを設置しました。
このため環境省などは事故防止のための対策がある程度始まったとして１６日、立ち入り禁止の措置を解除しました。
環境省などでは現場の状況を確認しながら、よりよいヒグマ対策を今後も検討するということです。