122年の歴史忘れない 白老社台小で閉校式
02/15 16:00
社台小での思い出をかみしめながら合唱する児童
【白老】新年度から白老小、緑丘小と統合し、「白老小」となる白老町立社台小学校(新谷雅宏校長、32人)の閉校式典が13日、同小で開かれた。全校児童や卒業生ら約190人出席し、122年の思い出が詰まった学びやとの別れを惜しんだ。
体育館で開かれた式典で戸田安彦白老町長は、「社台小が築いてきた伝統と精神は白老小に受け継がれます」と式辞を述べ、新谷校長は「社台小の名がなくなろうとも、学びの心は永遠に続く。これからも有意義な学校生活を送ってほしい」と呼び掛けた。
児童会長の畠山幸祈くん(6年)は児童を代表して「4月からそれぞれの道に進みますが、どんなことにも挑戦できるよう頑張ってほしいです。自分も頑張ります」とお別れの言葉を読み上げ、最後には児童全員で合唱曲「See You」を心を込めて歌い上げ、校旗を返納した。
社台小は1894年(明治27年)に開校。ピーク時の1955年には204人が在籍した。卒業生は今年3月に卒業する6年生を含め、約1170人にのぼる。統合後の白老小は、現在の緑丘小の校舎を新校舎とする。
緑丘小は20日に閉校式典を、現在の白老小は27日に離校式典をそれぞれ開く。
[匿名さん]