並行在来線とは、整備新幹線区間を並行する形で運行する在来線鉄道のことです。 整備新幹線に加えて並行在来線を経営することは営業主体であるJRにとって過重な負担となる場合があるため、沿線全ての道府県及び市町村から同意を得た上で、整備新幹線の開業時に経営分離されることとなっています。
西九州新幹線の場合は「ちょっと違う事情」が
開業したばかりの西九州新幹線でも同様に、並行在来線は切り離されず、JRのままで残ることとなりました。ただ、ここの事情は先述とは若干異なり、少し複雑です。
西九州新幹線は、地図上では大村線と大部分で並行しますが、並行在来線は「長崎本線」になります。その理由は前述の背景から、「それまで在来線特急が役割を担っていた区間」を指しているからです。
長崎本線諫早~長崎間の輸送密度は、2021年度で11332人/日(24.9km)。長崎都市圏ということで利用客が多いため、引き続きJR九州が保有するのも納得です。いっぽうで肥前山口(現・江北)~諫早間は3861人/日(60.8km)と輸送密度が少ないため、当初はJR九州も分離の意向でした。
>>195
利用者にとっては利用してる路線は大事な路線に違いはない
君の主張だと少ない利用者は利用者じゃないみたいな印象与える