「こんな設備があるなんて」。
室内のスクリーンで、特急電車の運転台からの風景映像が流れる。
五月末、岩倉高校が開いた本年度最初の校内見学会。
実習室にある実物の電車の車体や運転台を目にして驚く中学生の男子生徒に交じり、女子生徒が食い入るように見つめる。
その一人で、新宿から来た中学三年生の沢田凜(りん)さん(14)は「絶対に進学したい」と第一志望宣言。
「小学生のころから電車に乗るのが好き。将来は車掌になりたい」と胸が高鳴る。
見学会が終わっても在校生や教諭を質問攻めにしていた。
参加した百人ほどの一割が女子。
江東区の野上遥香さん(14)は「いろいろ電車や機械のことを学べそう」と興味が尽きない。
この一カ月前には学校内で「電車運転会」も開き、小中学生が車両とコンピューターの画面で、車掌や運転士の仕事を疑似体験した。
千葉市の小学四年清水笑帆さん(10)は「電車からの風景を写真に撮るのが好き。こんな学校もいいかな」。
女子生徒の受け入れは十年前から検討。
三年前に校舎を建て替えた際には、女子トイレや更衣用の場所も用意した。
「女子の保護者から入学させたいとの問い合わせが増えていた」と志賀保美教頭(49)。
今年初めに都に共学化を届け出た。
室内のスクリーンで、特急電車の運転台からの風景映像が流れる。
五月末、岩倉高校が開いた本年度最初の校内見学会。
実習室にある実物の電車の車体や運転台を目にして驚く中学生の男子生徒に交じり、女子生徒が食い入るように見つめる。
その一人で、新宿から来た中学三年生の沢田凜(りん)さん(14)は「絶対に進学したい」と第一志望宣言。
「小学生のころから電車に乗るのが好き。将来は車掌になりたい」と胸が高鳴る。
見学会が終わっても在校生や教諭を質問攻めにしていた。
参加した百人ほどの一割が女子。
江東区の野上遥香さん(14)は「いろいろ電車や機械のことを学べそう」と興味が尽きない。
この一カ月前には学校内で「電車運転会」も開き、小中学生が車両とコンピューターの画面で、車掌や運転士の仕事を疑似体験した。
千葉市の小学四年清水笑帆さん(10)は「電車からの風景を写真に撮るのが好き。こんな学校もいいかな」。
女子生徒の受け入れは十年前から検討。
三年前に校舎を建て替えた際には、女子トイレや更衣用の場所も用意した。
「女子の保護者から入学させたいとの問い合わせが増えていた」と志賀保美教頭(49)。
今年初めに都に共学化を届け出た。