【尖閣】中国監視船、1時間半に渡り日本漁船追跡-狙いは「拿捕」か[02/20]
尖閣諸島の領海に18日に侵入した中国公船が、
周辺にいた民間の漁船、第十一善幸丸を1時間半にわたって執拗に追跡していたことが19日分かった。
海上保安庁の巡視船が中国公船から漁船をガードしたため、被害はなかったものの、
中国公船は一時、漁船から50〜60㍍まで接近した。
名嘉全正船長(54)は「巡視船がいなかったら、拿捕(だほ)されていたかも知れない」と証言した。
中国の攻勢が続く中、尖閣周辺で安心して操業できなくなっている現状が、改めて浮き彫りになった。
第十一善幸丸には、名嘉船長らの乗組員のほか、
取材のため石垣入りしているチェコTVの記者、トーマス・エツラーさん(49)らが乗船。早朝に尖閣海域に到着した。
乗船者によると、午前7時半ごろ、接続海域に中国の海洋監視船「海監46」「海監50」「海監66」の3隻が姿を現し、
海保の船も入り乱れ、緊張した雰囲気に包まれたという。3隻は8時55分ごろから領海侵入。
(つづく)