>>497
この記事ね。「J3に降格したチームがハマる 底なし沼の正体。北九州は抜け出せるか」
昨シーズン、J2から降格した北九州は1年での復帰を目指すが、その道のりは平坦ではないだろう。2014年からスタートしたJ3。実はこれまで5チームがJ2から降格(ガイナーレ鳥取、カターレ富山、大分トリニータ、栃木SC、北九州)しているが、大分しか復帰できていない現実があるのだ。
スペイン語、イタリア語、ポルトガル語では、下部リーグを「地獄」と表現するが、これは降格したときのダメージを指している。底なし沼や蟻地獄にはまった感覚だろうか。
「降格したら次のシーズンに戻らなければならない。それに失敗すると、下に引きずり込まれる。資金繰りが苦しくなり、選手は自信を失い、昇格の体力が尽きる」
これは欧州サッカーリーグで言われる鉄則で、当然ながらJリーグにも当てはまる。降格した場合、まず収益が落ちる。同時に、チームの求心力が落ちるのだ。
例えば2013年にJ2からJ3への降格が決まって以来、這い上がれずにいる鳥取は、J2時代に平均4000人以上だった観客が、今や1000人台に落ち込んでいる。このように集客が半分以下になるという現実がある。さらにメディアなどへの露出が減ってチームとしての魅力が下がり、スポンサー獲得が難しくなる……そんな負の連鎖が起こる。