久保建英は「日本代表での重要度を失った」 ベトナム戦の低調な出来をスペイン紙指摘「この状態が続くなら岐路に立つ」
FOOTBALL ZONE / 2022年3月30日 7時5分
森保一監督率いる日本代表は、3月29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第10節ベトナム戦で1-1と引き分けた。FW久保建英(マジョルカ)は3トップの左ウイングで先発出場し、試合途中から4-2-3-1のトップ下へ移行。しかし、結果を残せずに後半16分に交代となり、スペイン紙「AS」は「日本が久保への信頼を失った」と伝えている。
日本は3月24日の敵地オーストラリア戦に勝利し、B組の2位以上と本大会出場を決めたなか、大幅なメンバー入れ替えを実施。DF吉田麻也(サンプドリア)とDF山根視来(川崎フロンターレ)を除く9人がスタメン変更し、前線ではオーストラリア戦で2ゴールのFW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、FW上田綺世(鹿島アントラーズ)、久保が3トップで並んだ。
スムーズさを欠きながら個人技で打開を図った日本だったが、前半20分に最初のコーナーキックをベトナムに与えると、DFグエン・タイン・ビンにヘディングで叩かれて失点。1点を追うなかで後半からFW伊東純也(ヘンク)を投入し、システムを4-2-3-1に変更して反撃を試みる。
すると後半9分、トップ下に入った久保のパスを受けたMF原口元気(ウニオン・ベルリン)がミドルを放ち、攻撃参加していた主将の吉田が押し込んで1-1の同点に追い付いた。その後、後半16分にMF守田英正(サンタ・クララ)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、FW南野拓実(リバプール)を同時投入。日本がネットを揺らす場面もあったが、ハンドやオフサイドで取り消されて追加点を奪えず、1-1のまま終了した。
[匿名さん]
森保ジャパン、「存在感ゼロ」の“最低点”は? 英記者がベトナム戦スタメン11人を採点
FOOTBALL ZONE / 2022年3月30日 11時17分
■最終予選ラストマッチでベトナムに1-1ドロー、GK起用法に疑問「なぜ?」
森保一監督率いる日本代表は、3月29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第10節ベトナム戦で1-1の引き分けに終わった。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、W杯を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が日本の先発メンバーを採点。前節からメンバーを大幅に入れ替えたなか、不発に終わった新鋭アタッカーに「存在感ゼロ。クオリティーもなし」と単独最低点を与えている。
◇ ◇ ◇
カタールW杯アジア最終予選第10節ベトナム戦日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
<GK>
■川島永嗣(ストラスブール) 5点
そもそもの疑問がある。なぜ川島は代表に選出されているのか? 代表で長らくプレーしていたGKの実力については分かっていたはず。なぜ、谷晃生(湘南ベルマーレ)やシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)に経験を積ませなかったのか? しかも、痛恨のミスで失点。
<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ) 5点
ベトナムの攻撃が乏しいなか、山根には攻撃参加のスペースと時間があった。ファイナルサードでの存在感を示すも決定機には絡めず。
■谷口彰悟(川崎フロンターレ) 5点
失点の場面以外、押し込まれる場面はなし。だが、先発の座への適性を示すことはできなかった。
■吉田麻也(サンプドリア) 6点
吉田らしい試合。ファーサイドにノーマークの相手に叩き込まれたベトナムのゴールの責任の一端を間違いなく背負うべきだが、得点で埋め合わせる。決勝弾のチャンスを逃したことも自問自答すべき。
■中山雄太(ズウォレ) 5点
長友の代わりに与えられたチャンスで、攻撃参加は見せたが、クロスは失望の一言。三笘が作った山のような好機をフイにした。
■旗手のハーフタイム交代は「妥当」、柴崎は「先発起用の理由見えなかった」
[匿名さん]
<MF>
■柴崎 岳(レガネス) 5点
森保は日本代表への長きにわたる貢献に感謝したかったのだろうか。遠藤や守田とのレベルの差は明白で、先発起用の理由は見えなかった。
■原口元気(ウニオン・ベルリン) 5点
柴崎との連係で前半ゴールできなかったのは不運。アピール不十分で、W杯のメンバー入りは微かな望みか。
■旗手怜央(セルティック) 5点
前線に出ても鋭さが足りない。インパクトは皆無で、ハーフタイムでの交代も妥当。
<FW>
■三笘 薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ) 6点
躍動的。オーストラリア戦での好調ぶりを継続したが、ベトナムの徹底マークで苦しんだ。それでも、推進力と堅実さはピカイチ。
■久保建英(マジョルカ) 5点
久保とすれば静かな夜に。最終予選でベンチを温め続けるフラストレーションに耐えてきたが、ベトナム守備陣を瓦解できるはずの能力を示せず。失望の一言。
■上田綺世(鹿島アントラーズ) 4点
存在感ゼロ。自陣深く構える相手に起点となるクオリティーもなし。ゴールが取り消されたのは不運だが、それ以外は苛立ちのプレー。(マイケル・チャーチ/Michael Church)
[匿名さん]