😎 福岡不良・族

１９７７年　福岡県久留米市にて初代総長・小林哲治により結成された
西日本最大・最強の暴走族『蝮族』

７７年（昭和５２年）から解散までの４年間に渡り筑後・佐賀地域
を中心に活動し「喧嘩の蝮」として恐れられました。力で近隣の
暴走族を吸収し、勢力を拡大…やがては福岡市近辺の暴走族をも
脅かすようになり、彼らのテリトリーである大濠公園、板付、志賀島、
唐津などのコースをも蝮は我が物顔で蹂躙していきます。
それに危機感を抱いた福岡市の暴走族は当時のアウトサイダーリーダー
長谷川泰三を中心に連合し『邪悪』を結成するにいたりました。

その後は福岡・佐賀南部の『蝮』 vs 福岡北部の『邪悪』という
二大勢力による衝突・抗争が繰り広げられていくことになります。

話は変わりますが、久留米市は暴走族発祥の地といわれておりますが
市街地の中心部にまっすぐに伸びた「明治通り」と呼ばれる４車線道路が
走り屋たちには格好のサーキットコースとなっていました。
西鉄久留米駅ロータリーからＪＲ久留米駅ロータリーを往復するコース、
或いは西鉄久留米からＪＲ久留米そして通町通りから西鉄久留米に戻り
巡回するコースなどで腕を速さを競い合っていたものでした。
やがて、それを見物する観客も現れるようになり、土曜日の夜の
明治通りの路側は老若男女を問わず見物客で溢れかえるようになりました。
明治通りは屋台通りとしても知られていますが、その酔客なども
囃し立てだんだんエスカレートしていくことになります。