フードデリバリーサービス「Uber EATS」の料理配達人が、運ぶ料理を受け取りに行ったラーメン屋の店員らから暴言を吐かれ、殴られるなどの暴力沙汰に巻き込まれた騒動が物議を醸している。
■店員から「殺すぞ」「土下座しろ」と脅された
この騒動は、大阪で発生した。大阪市中央区のラーメン屋に配達する料理を受け取りに行ったUber Eatsの配達員だったが、店員らの態度が著しく配達員を見下すものだったため、配達員は配達を拒否。そのまま立ち去ろうとしたが、「殺すぞ」「土下座しろ」と脅されただけでなく、強い力で殴られたという。
■トラブルはしっかりと動画で録画
これが証言だけであれば配達員が過剰に話していたり、虚言である可能性も考えなくてはならないが、ラーメン屋とのトラブルはしっかりと動画で録画されており、配達員の証言は「ほぼ事実」とインターネット上で判断されている。そして、ラーメン屋は言い逃れをできない状態にある。
今回の出来事は大々的にテレビやインターネットニュースで報じられた。ラーメン屋の店名は隠されていたが、一部の人たちがラーメン屋を特定。Googleのクチコミやグルメサイト「食べログ」のレビューには、怒りのコメントが投稿されており、Twitterも含めてインターネット上で炎上状態となっている。
■飲食店の店員が配達員に暴言は日常茶飯事?
ラーメン屋に限らず、飲食店はUber EATSなどのフードデリバリーサービスで料理を配達しているケースが増えている。そこで増えている問題が、飲食店の配達員に対する威圧的で見下したコミュニケーション。今回の件に限らず、飲食店の店員が配達員に暴言を吐いたり、厳しく対応するなどの事例が複数発生しているようだ。
■配達員をいびることがストレス解消
一部では、反社または反社と関係する人たちが飲食店やテイクアウト専門店の運営に手を出しているとの情報があり、事実、配達員をいびっているシーンが目撃されている。また、立場的に配達員のほうが低いと思っているのか、配達員をいびることがストレス解消と考えている店員もいるようである。
【日時】2021年04月14日(水) 14:22
【提供】ガジェット通信