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■砂糖は正に合法ドラッグ
日本人の国民病といえばやはり糖尿病です。

日本人はインスリンの力が弱いので、米国人などに比べて肥満体型の人は少ないのですが、その分糖尿病及びその合併症患者の数はとても多いのです。

重度の糖尿病になってしまうと日常生活をまともに営むことは難しくなります。

身体のいろいろな部分が腐って四肢を切断しなければならなくなる人も多いですし、失明のリスクも高まります。

糖尿病は一度悪化するとほとんど完治の見込みはなくなります。

ですから、ひたすらその予防について真剣に取り組まなければならないのです。

お酒の面については最近、糖質の多い貯蔵酒から、糖質がほとんど含まれていない蒸留酒へと変えている人も多いようですが、日々の生活の中では至るところに「砂糖」が使われているためこれが大きな問題となります。

今回は砂糖の代替となる安全な甘味料をご紹介するとともに、炭水化物全般において血糖値を上げにくい食材を解説していきましょう。

■天然系の安心甘味料
●ステビア
ステビア草から作られる甘味料で当然100％天然。

感じる甘さの強さは同量の砂糖の15倍もありますがカロリーは6分の1と極めてヘルシーです。

甘さ的にはややアッサリとしているため良く言えばくどくなく、悪く言えば物足りない感じです。

純粋な砂糖の代用品として人気があります。

●キシリトール
歯に良い、とされるガムやハミガキに含まれていることの多いキシリトールはなんと血糖値を上昇させる力が砂糖の10分の1以下しかありません。

くっきりとした甘さではありませんが糖尿病予防には抜群の効果を発揮してくれます。

●ココナッツシュガー
あまりメジャーではありませんが「ココナッツシュガー」も砂糖の代わりとして素晴らしい選択になります。

カリウムなどのミネラルも豊富であり砂糖よりも健康的です。

血糖値は上がってしまいますが、普通の砂糖を使うくらいなら全てココナッツシュガーに切り替えたほうが良いくらいです。

その他、生はちみつもコーヒーや紅茶、料理に使うのに適しています（赤ちゃんには使わないでくださいね）。

■甘くなければ大丈夫？
一方、甘くない糖質にも最大限の注意が必要です。

糖質と聞くとどうしても砂糖やスイーツばかりに意識が向きますが、精白米や小麦などは糖質がたっぷり。

血糖値もガンガンあげますしインスリンもドバドバ分泌されてしまいます。

特に日本人は主食である米や麺類、パン等が大好きです。

このあたりに十分なケアを行わなければあっという間に糖尿病になってしまいます。

■GI値の低い食べ物がオススメ
ある食品を食べた時に、どのくらいのスピードで血糖値が上がるかは「GI値（グリセミック指数）」によって明らかとなっています。

そしてブドウ糖を100としてGI値が低ければ低いほど緩やかに血糖値を上げるため糖尿病にもなりにくいのです。

精白米や食パン、うどんなどは軒並みGI値が80を越えます。

これらをガツガツ食べていれば、それは角砂糖を次々と口の中に放り込んでいるのと同じなのです。

そこで、主食は玄米や雑穀米、全粒粉を使ったパンや麺類にチェンジしましょう。

その他十割ソバも良いですね。

果物は生の固形物のまま食べるのであれば食物繊維が多いため問題ありません。

でも果汁にしてはダメですよ100％ジュースもアウトです。

糖尿病予防は日頃の積み重ねが大切です。

我々オヤジにとって実に切実な問題なのです。