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■YouTube動画に広告つくつかない論議
オジサン、YouTubeが好きで、いくつか登録チャンネルもあり、少しずつ動画をためてから、暇な時間に見ています。

たぶん、オジサンの世代だとYouTubeを視聴している世代としては高齢（引っかかる言い方だなぁ）に属するんだと思います。

だから動画投稿者はほとんどがオジサンより若者であり、若い人たちのエネルギーといいますか、考え方といいますか、それを分け隔てなく見るのが好きなんですね。

最近になってそのうちいくつかの投稿者から「動画に広告がつかなくなった」というお知らせがありました。

もちろん、反社会的な内容の方はひとりもいません。

投稿者としては収益うんぬんの他にも「社会からの存在否定」を感じる一件であり、若者のクリエイター魂を摘んでほしくないな、と思ってました。

■ところがGoogle自身も地雷を踏んだ
最近になって、また事態は一歩動きます。

なんとGoogleの自社製品を紹介したYouTube広告動画までが「はい、あんたスパムです」とAIに判定されちゃったそうなんです。

飼い犬に手をかまれるって、このことですよね。

以前から一般投稿者の中には「どんな動画だとスパム判定されないのか」をきっちり、しっかり、少しユーモア含めて？検証している方がいて、結果もかなり興味深いものでした。

まあ、相手は名うてのブラックボックスですから、そうそう本性を現さないだろうと思っていましたが、なんのことはない、チラ見せした足は「馬脚」つまり未完成もいいところの三級品だったわけです。

しかしもっと大きな問題は、AIが三級品だったことではなく、参加者みんなが楽しんでいる場所が「未完成品の最終実験場」だったという事実です。

■赤ん坊同然のよちよち歩きAIなのだから
過去、人類の大きな大戦の前には必ず「前哨戦」という小競り合いがあり、哀しいかなそこでは「最新兵器が実験として」使われる悲劇がありました。

AIの成長のためには、もはや実地試験以外に社内ではできることがないのでしょう。

また実際に「戦地で」一兵として立たせることで初めて外の世界に適合できるわけで、「試験管の中で純粋培養されたAI」では最初なんの役にも立たないのかもしれません。

IT企業がつくるAIは、どこもおそらくこんなものでしょう。

というか、AIには「完成」という概念はないのかもしれません。

日々学習し、進化し、変化し、ついには人類の手を離れる瞬間がやってくるのでしょうか。

いまはまだ赤ん坊でも、AIの成長は早いです。

そのうちに、私たちの手練手管が役立たないスーパーAIになるでしょうが、それまでは「冷めた目」で「目くじら立てずに」付き合うのが正しいエネルギーの向け方でしょうね。

少しAIと遊んでやるくらいの気概でいいのですよ。