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今月1日以降、活発な噴火が続いていた新燃岳について、気象庁は「連続噴火は9日未明に停止した」と発表した。

しかし火口内の溶岩ドームはますます成長を続けており、鹿児島大学の火山学者、井村隆介准教授は「火口縁から溶岩が流れ出したのを確認した」とツイッターで発表した。

気象庁によると、新燃岳では6日から7日の二日間で爆発的噴火が計34回相次いだが、8日は爆発的な規模の噴火は起こらなかった。

きょう未明には火山灰が混じった灰色の噴煙が確認されなくなったことから、気象庁は「9日午前1時45分ごろに連続噴火が停止した」と発表した。

一方、地球観測衛星だいち2号の観測データを見ると、山頂火口内にできた溶岩ドームの急激な成長は続いており、7日午後1時の時点では直径約550メートルだったのが、きょう午前0時11分には約650メートルに拡大していることが判明した。

溶岩ドームは火口から押し出された溶岩が盛り上がってできるもので、分析によると、火口の中でも標高が低い北西側の縁には到達しているおそれがあるという。

鹿児島大学の火山学者、井村隆介准教授はきょう午前10時半ごろ、地元報道機関のライブカメラ映像を確認して「火口縁を越えて溶岩が流れ出している」と発表した。