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KinKi Kidsの堂本光一が8日、東京・帝国劇場にて行われた自身が主演を務めるミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」公開ゲネプロ前に単独会見を実施し、ジャニーズ事務所の問題に言及。会見では、ファンへの思いを語る場面もあった。

◆堂本光一、今後については「明言は今はまだできない」

ジャニーズ事務所はタレントの育成業務を完全に撤退し、被害者への補償業務のみを行っていくとして新会社名「SMILE-UP.（スマイルアップ）」を発表。現所属タレントについては、新たに設立されたエージェント会社と個別に契約を結んで活動するとしている。

これを受けて、今後について聞かれた堂本は、新会社の詳細が不明であることなどを挙げ「今後について『こうするよ』っていう明言は今はまだできないでいる状態ではある」とコメント。「しかし、自分らとしては、30年以上ファンの皆さんと歩んできたものがありますので、やっぱりファンの皆さんが1番大事だと思っています」と続け、「ファンの皆さんもある意味、応援するだけで今は誹謗中傷を受けたりするパターンもあると思う。ですから、ファンの皆さんも救われなきゃいけないと思いますし。そのためには自分たちが活動をもって示さなればいけないと思っています」と話すと、「この先が何ができるかっていうのは色んなことを見極めながらにはなると思いますけど、剛くんとも一緒に話し合いもしなければいけないし、少しずつ、一歩ずつ進んでいかないといけないと思っています」と現在の考えを語った。

◆堂本光一、ファンへメッセージ

また「新会社に願うこと」を聞かれた堂本は「世界一クリーンな会社」と答え、「どの口が言ってるんだっていうことかもしれないですけども。それを願って、それを目指して、本当に安心してエンターテイメントを楽しんでいただける環境を、長くはかかるとは思いますけども、少しずつ整えていかないといけない」と回答。「その中で自分ができることってなんだろうなってことを、ファンの皆さんにも安心して応援してもらえるように、そういった環境を作れるように『自分は何ができるか』っていうことを考えていかないといけない」と口にした。

そして、会見の最後に「ファンへ一言」と求められると「まずは被害に遭われた方々、1日も早く救済されることを願っております」とした上で、「ファンの皆さんも、1日も早く安心して応援できる環境を我々が整えていかないと、という風に思っております。長くはかかるとは思うんですけど、本当に1歩ずつ、1つずつ、示していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と呼び掛けた。

◆ジャニーズ事務所、社名変更・新会社設立へ

ジャニーズ事務所は9月7日の会見で、初めてジャニー喜多川氏の性加害があったことを認め謝罪し、藤島ジュリー景子氏の引責辞任、東山の新社長就任を発表。10月2日の会見では、ジャニーズ事務所でのタレントの育成業務を完全に撤廃することを発表。新社名を「SMILE-UP.」（スマイルアップ）とし、被害者への補償業務のみを行っていくことを明らかにした。

現所属タレントについては、新たに設立するたエージェント会社と個別に契約を結んで活動すると説明。社長は東山、副社長には井ノ原快彦が就任し、その新会社名はファンクラブで公募すると伝えた。（modelpress編集部）