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フリーアナウンサーの牧野結美（まきの・ゆみ／25）が、3月30日から早朝の情報番組『めざましテレビ アクア』（フジテレビ系）のメインキャスターに起用されることになった。

牧野アナは2012年にローカル局の静岡朝日テレビに入社し、当時から「可愛すぎる女子アナ」としてネットで注目され人気者に。

先月末に同局を退社し、フリーアナの名門事務所「セント・フォース」所属となった。

その注目度とルックスに目を付けたフジが平日帯番組の柱に抜擢した格好だ。

これまで月〜水のメインキャスターだった皆藤愛子（31）、木〜金を担当していた長野美郷（28）の両アナウンサーは同番組を卒業する。

大阪桐蔭高校を経て同志社大学政策学部に入学した牧野アナは、三回生の時に「ミスキャンパス同志社2010」でグランプリを獲得。

人気バラエティー『恋のから騒ぎ』（日本テレビ系）にも現役女子大生として出演し、いわゆる「美人枠」とされる最前列に座っていた。

そのキャリアがありながらも就職活動ではキー局に採用されず、苦い経験をした。

結果として静岡ローカルの局アナになった彼女は、普通ならそれほど注目されることはなかっただろう。

だが、新人時代に担当したニュース番組の動画がネット上に投稿されたことをきっかけに人気が爆発した。

その番組では牧野アナが何度も原稿の読み間違いをしたり、読み上げ中に数秒間も無言になってしまったり、滑舌が不明瞭だったりとボロボロ状態。

視聴したネットユーザーから「ほとんど放送事故」「高校の放送部員の方が上手い」とまでいわれるほどだった。

スタッフの不手際も大きく影響していたのだが、それを差し引いてもあまりにアナウンサーとしてドタバタの内容だったのである。

ところが、これが逆に「守ってあげたくなる」「原稿読みは下手だけど可愛い」「地方の局アナなのに美人過ぎる」「初々しさがたまらん」などと主に男性ネットユーザーの間で大好評。

それからすぐに週刊誌「フライデー」（講談社）などで「新人なのにネットで話題騒然」「美人過ぎると話題の黄金ルーキー」などと取り上げられ、地方の局アナとしては異例の人気を獲得していった。

そのような経緯があったため、今回の「全国区デビュー」はファンを多くの喜ばせている。

「いまだアナウンス技術は向上したと言い難く不安が残りますが、彼女のように清楚キャラはフジに好まれるタイプ。アナウンサーとしては微妙でもアイドル的な『女子アナ』としては逸材ですからね。フジは女子アナの人材不足にあえいでいますから、今回の抜擢で結果を残せば出世コースに躍り出る可能性もある。セント・フォースとしても、近年の主力はアラサーばかりだったので20代の若さがある牧野アナをエースにしたいと考えている。このところはフリー転身で失敗している女子アナが多いですが、牧野アナに限っていえば成功の見込みが非常に高いといえるでしょう」（芸能関係者）

その一方、女性を中心にしたネットユーザーからは「顔だけの人」「原稿読みが下手なのにチヤホヤされるのが納得いかない」「学生時代に『恋から』に出てるって相当な出たがりでしょ」「ミスコンに参加してる時点で『清楚』のわけない」などと批判的な意見も上がっている。

「牧野アナは男性人気が絶大ながら、その男好きするルックスや『実力以上の人気』が災いして女性ウケはあまり良くないタイプ。田中みな実（28）や小林麻耶（35）ほどではないにせよ、全国区にデビューすれば女性層がアンチ化する危険性がある。逆に言えば、男性人気を維持しながら女性層にも好感をもたれるようになれば盤石。そのためには番組での態度はもちろんのこと、ファッションや髪型にまで『嫌みを感じさせないように』と気を配らないといけないでしょうね」（女子アナウォッチャー）

いずれにせよ、すべては3月末からの仕事ぶりに懸かっている。

「可愛すぎる女子アナ」が全国区デビューでどのような顔を見せてくれるのか今から楽しみだ。

（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）