見事なまでのブーメラン発言となったようだ。
7月27日、お笑いタレントのビートたけしが『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演。闇営業問題を発端とする吉本興業の騒動について、「基本的には一番いいのは、ある程度謹慎して、会社側がまた契約して、いつもの通り漫才師、お笑いの人を使うというのが普通だよ」「お笑いのヤツにつるめって無理だもん」と自身の見解を展開した。
さらに、たけしは「会社に、執行部に、会社の経営陣に反旗を翻してって、芸人でそんなことしなくたっていいって。どうせ今騒いでるだけで絶対元通りになるって」「吉本を出ていくってことは俺はないと思うね」とも続け、騒動はすぐに鎮火すると予想しているようだった。
「反社会的勢力との闇営業問題を発端とする吉本興業の一連の騒動では、吉本芸人たちがテレビやSNSなどで吉本の岡本昭彦社長を公然と批判。加藤浩次は経営陣の交代がなければ吉本を退所すると宣言し、騒動が拡大しました。この加藤の行動に対しては、明石家さんまは『正しい』と擁護しましたが、たけしは諫める立場を取ったのには驚きましたね。2018年に個人事務所を立ち上げたことで、芸人目線だけでなく、以前より経営者の立場をおもんばかるようになったのかもしれません」(芸能記者)
しかし、ネット上ではたけしの発言に「お前が言うな」といった声が飛び交い、大荒れすることとなった。
「たけしが『オフィス北野』を離れ、個人事務所での活動をスタートさせた際、たけし軍団が森昌行社長を囲んで糾弾する場面もあり、結果、マキタスポーツや俳優の寺島進は他事務所に移籍するなど空中分解。森社長は追い出され、つまみ枝豆が社長、ダンカンが専務を務めることとなりました。芸人が事務所に反旗を翻した点は、まさに現在の吉本騒動と同じ構図。このところのたけしは、勘違い発言やお茶の間の感覚と違う発言が目立ち、ネット上では『老害』と揶揄されることもしばしばですから、他事務所のモメ事には首をツッコまないほうが良いかもしれません」(芸能記者)
芸人がつるんで、会社を批判し、元通りにならず、辞めた人間がいる……。
たけしの頭からは1年前の自身の記憶がすっぽりと抜け落ちてしまったのだろうか。
【日時】2019年07月29日(月) 12:10
【提供】日刊サイゾー