韓国ネット社会で影響力を振るう「個人放送」。
ニコニコ生放送、ツイキャス、FC2ライブのような個人のライブ映像配信だ。
テレビにも進出するスターを続々と輩出する半面、わいせつ行為など問題も後を絶たない。
今年2月には自宅に放火する様子を配信した女性が捕まるなど、放送内容はエスカレートする一方だ。
放火があったのは韓国中西部の光州市。
イム容疑者(21)が自宅アパートの玄関に衣類を置いて燃やす様子を配信し、大家の通報で逮捕された。
イム容疑者は前日の配信で犯行をほのめかし、「有名になりたい」と訴えていたという。
「女性が登録していた配信サイトはアダルト禁止なのですが、お構いなしに服を脱いで見せるので、何度もBANを食らっていたそうです」(韓国ネット事情通)
報道では、精神科での治療歴があったことも判明。
イム容疑者は逮捕後も、警察での取り調べを終えて両親に実家へ連れ戻される様子を逐一、SNSに報告していた。
なぜこの女性は、放火してまで有名になりたかったのか?
「カネですよ。韓国のライブ配信サイトは、人気に応じて収入を得られるシステムが確立されています。FC2ライブアダルトのような有料ポイント制の配信が、市民権を得ているわけです」(同)
一方、裸やオナニーを見せて小遣いを稼ぐ一般女性やアダルト業者も、次々に配信を開始。
一般男性も負けじと、風俗店での盗撮など内容が過激化していく。
「焼酎一気飲みでゲロ」「室内で暴れて家の中を破壊」「殺人事件の再現パフォーマンス」「出前を配達に来た業者に暴言」「デリヘルを呼んでセックスを盗撮実況」など、目に余る配信が相次いだ。
違法賭場サイトをPRする配信で逮捕者が出たこともある。
過激な「個人放送」は、まだしばらく猛威を振るいそうだ。
【日時】2015年04月10日(金)
【提供】日刊サイゾー