13日昼前、インドネシア・バリ島のアグン山が再び噴火し、噴煙は火口上空1500メートルに到達した。
周辺では昨年11月以来、今も計1万5445人の住民が避難所での生活を続けている。
インドネシア国家災害管理局(BNPB)によると、現地時間13日午前11時49分ごろ、アグン山で中規模噴火が発生した。
噴火は144秒間続き、火口からは火山灰を含んだ噴煙が、晴れ渡った青空に向かって上昇した。
バリ島の信仰の象徴となっているアグン山は、昨年11月21日に半世紀ぶりの巨大爆発を起こし、一時は空港が閉鎖されたが、現在は平常通りの運行が続いている。
BNPBのストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官によると、現在は火山から半径4キロ以内で立ち入りが規制されており、1万5445人の住民が146カ所に設置された避難所で生活を続けている。
アグン山の警戒レベルが「3」に引き上げられて以来、立ち入り禁止区域内の家屋や農場、橋や道路は放置されたままの状態が続いており、修復作業にかける費用と時間が不足しているという。
【日時】2018年02月14日(水) 10:10
【提供】ハザードラボ