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口永良部島で噴火、人的被害なし

昨年2月以来、噴石飛散
2020/1/11 17:12 (JST)1/11 17:15 (JST)updated

©一般社団法人共同通信社
気象庁のカメラが撮影した噴火する鹿児島県・口永良部島の新岳＝11日午後3時8分

　11日午後3時5分ごろ、鹿児島県屋久島町の口永良部島の新岳火口で噴火が発生した。気象庁によると、大きな噴石が火口から約300メートルまで飛散した。火砕流は観測されていない。噴火の観測は昨年2月2日以来。噴火警戒レベルは3（入山規制）を継続している。

　気象庁は、新岳火口から約2キロの範囲で、大きな噴石や火砕流への警戒を呼び掛けている。風下では火山灰だけでなく、小さな噴石も遠方まで届く可能性があるという。

　県警や屋久島町役場によると、人的被害などは確認されていない。町役場は避難の呼び掛けはしていないが、降灰による被害への注意を促している。