🚑️ 災害全国

2020年8月26日 16時04分

アメリカ西部のカリフォルニア州では落雷などが原因とみられる山火事が、過去最悪の規模で燃え広がり、これまでに7人が死亡しました。

カリフォルニア州では、サンフランシスコの郊外などで山火事が続き、州によりますと今も、東京都の面積の2倍以上にあたるおよそ50万ヘクタールで火災が続いています。

地元メディアによりますと、これは過去最悪の規模だということです。

州によりますとこの山火事で、これまでに7人が死亡し、建物の被害はおよそ1400棟におよんでいます。

また地元メディアは、17万人が避難命令の対象になっていると伝えています。

大規模な山火事が発生した場合、例年は避難所が設置されますが、消防関係者によりますと、ことしは閉鎖された空間に多くの人が集まることで、新型コロナウイルスの感染が拡大するおそれがあることから、設置を見合わせている地域も多いということです。

また、観光客に人気のカリフォルニア州北部のナパ郡の湖では、ボートを管理する事務所が山火事で全焼し、飲み物を保管していた冷蔵庫やお土産のＴシャツが掛けられていたというハンガーなどが、真っ黒に焦げていました。

地元メディアは「このあと気温が下がり、状況はよくなる」と伝えていますが、カリフォルニア州では例年、このあと冬にかけて山火事が多く発生することから、州では住民に注意を呼びかけています。

　■ 原因は落雷と熱波

米西部山火事、15人死亡・50万人避難 加州では過去最悪規模に
AFPBB News 2020/09/11 21:05

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【AFP＝時事】（更新）米西部を焼き尽くした山火事の被害が広がっており、10日には15人の死亡が確認された他、50万人が避難した。だが、当局によると、一部地域には今も近づけない状態で、死者は増える可能性があるという。

米オレゴン州ゲイツで、山火事で焼けた小学校（2020年9月10日撮影）。© Kathryn ELSESSER / AFP
　カリフォルニア州北西部では、複数の山火事が高温と風によって合流し、枯れた植物を燃やした。「8月複合火災（August Complex Fire）」と名付けられた火災での10日の延焼面積は約30万ヘクタールに上り、カリフォルニア州史上、最悪規模となった。


　隣接するオレゴン州では、少なくとも五つの町が「事実上破壊」され、最大4万人が避難した。ケート・ブラウン（Kate Brown）知事は、同州における年間平均焼損面積の2倍に当たる面積が、わずか72時間で焼けたと述べた。

オレゴン州の地元当局は、ポートランド（Portland）の南方95キロのサンティアムキャニオン（Santiam Canyon）地域で2人、カリフォルニア州境付近のアシュランド（Ashland）地域で1人の死亡を確認した。

米オレゴン州ゲイツで、山火事で焼けた住宅の水道管から流れ出る水（2020年9月10日撮影）。© Kathryn ELSESSER / AFP

　過去24時間の死者には、1歳の男児も含まれている。男児の両親がワシントン州シアトル（Seattle）から東に130マイル（約210キロ）離れた場所で発生した山火事から逃れる途中に重度のやけどを負い、男児はその間に死亡した。

米加州で新たな山火事が発生
有名ワイナリー焼失、影響拡大

2020/9/29 15:49 (JST)9/29 16:05 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社

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27日、米カリフォルニア州で燃えるシャトー・ボズウェル・ワイナリー（AP＝共同）
　【ロサンゼルス共同】記録的な規模の山火事が続く米西部カリフォルニア州で28日までに新たな火災が発生し、世界的なワインの産地ナパバレーにある有名ワイナリーの建物が焼失した。地元当局は周辺地域の約5万人に避難や避難準備を命じ、近くの病院ではヘリコプターで患者を退避させるなど影響が拡大している。米メディアなどが伝えた。

　同州北部シャスタ郡では捜査当局が28日、火災で3人が死亡したと明らかにした。

　ナパバレー周辺の火災は27日に発生し、28日朝までに約44平方キロに燃え広がった。1979年創業のシャトー・ボズウェル・ワイナリーの石造りの建物が焼けた。