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斎場御嶽は、世界遺産登録以前は年間3万人程度だった来場者が、2019年は約47万人と過去最多を記録。
ここ数年、御嶽を訪れる観光客のマナーの悪さは 時折 地元メディアを通して話題になった。
神聖な祈りの場所に置かれた香炉を写真を撮るための踏み台にする、 腰かける、 お祈りをする地元の方を撮影。参道の石畳のすり減りも激しく。このマナーの悪さや石畳の損傷を危惧して、入場者数を抑える措置として 御嶽前の駐車場を閉鎖し 少し離れた施設の駐車場を利用する。
斎場御嶽は、王朝時代に王妃が就任するときの儀式が執り行われる場所だった。男子禁制で、儀式の期間は王妃とノロ(祭司)のみ入ることができた。
斎場御嶽の最深部・三庫理(さんぐぅい)は、岩と岩に隙間があり、その先には人が座れる空間がある。ここで儀式を行っていたのだそう。
現在では、三庫理入口より奥は立ち入り制限をしており、一般の参拝や見学の方は立入不可。(落石の可能性があるため)