📖 創作･携帯小説

ある日、猫造が街の商店街をブラブラ歩いていると足元に生暖かい感触があった。

フニャ〜〜

猫造が足元を見下ろしてみると一匹の痩せこけた猫が体を擦り付けていた。
その猫はガリガリに痩せ、白い毛は黒ずみ汚れ目からは黒い目脂の塊がごぼれていた。

「うん？おめぇ、このあたりじゃ見かけない猫だな。そんなに痩せこけてよぉ…」

猫造が呟く。
すると猫造のそばに商店街の魚屋のオヤジがやって来た。

「このクソ猫がっ！またウチの魚を盗みやがってよ！今日という今日はダダじゃおかねぇからな」

魚屋のオヤジは禿げあがった頭部に血管を浮かび上がらせながら言った。

よく見ると魚屋のオヤジの手には包丁が握られていた。
オヤジはギョロりとした目に鷲鼻の西洋の悪魔のような顔を猫造に近づけ、手に持った包丁を胸元にかざし凄んだ。

「よく見たら猫屋敷のアホじゃねぇか！昼間っからブラブラしやがって！そのキタネェ猫はてめぇんとこのか？」

猫造の足元では猫が怯えて小さな体をふるわせていた。

「おでの家の猫でね。んだけど怯えてる…この子いじめたらおでが許さね」

猫造がゆっくりした口調で言った。魚屋のオヤジは無表情な猫造の顔を見つめると急に恐ろしくなり走って逃げ出した。

「覚えてろよ」

そう捨てぜりふを残して。
猫造は痩せ猫の頭を撫で優しく微笑んだ。

「もう大丈夫だかんな」

そうして猫造は、ふるえる痩せ猫の顔に
おちんちんを こすり付けた。

つ🍉🍉🍉

>>3
ここから、おかしくなった。軌道修正ののち続きをよろしく頼みます。

痩せ猫は、猫造のオナホに
なりましたとさ♪ おしまい😺

店に帰ったオヤジはまだ怒りが収まらないでいた。
なぜなら彼の店は借金を抱えている。おまけに息子が穀潰しなのだ。近所からきっと馬鹿息子と思われているんだろう。

それに加え、このところ妻である猫絵の体の具合が良くない。病院も決して近くはなく、診察費も入れたら益々出費は嵩む。

「はあ、どうしたもんかな…ったく」

店番の最中だというのに煙草をふかし、とても綺麗とは言えない乱雑に並べられた商品の魚を見ながらまたため息。
そこへ一人の男がやってきた。
「猫太さん…相変わらずシケた面してるなあんたは」

この男の名は猫吉。
魚屋の猫太とは古くからの付き合いだ。
「うるせぇやい猫吉！買ってかねぇんなら帰りやがれ！」

激昂する猫太だが、猫吉はいつものことだと呆れ顔だ。
いつもならこれで終わるところなのだが、今日は違った。
猫太は右手に持ったままの「それ」を猫吉に向かって振りかざしたのだ。

「うわぁ！気でも狂ったか！た、たすけてくれぇ！」

猫吉は腰を抜かしながらも這いずるようにへこへこと逃げていった。
騒ぎを聞きつけた近所の人達が寄ってくる。

「猫太さん！あんた何てことするんだ！」

猫太はようやく振り上げたままの手を降ろした。なんだなんだと更に人集りが出来てしまったが、状況を理解すると皆呆れ顔で帰っていった。

その頃、妻である猫絵は病院の待合室にいた。今日は朝から具合が悪い。診察日ではなかったが猫太の虫の居所も良くなかったため、診察を口実に家を出て来たのだ。

その猫絵と親しげに話す若い女がとなりに座っていた。
「猫子ちゃん、体の具合はどうなんだい？」
猫子と呼ばれた若い女は手に持った紙を猫絵に見せた。

「ほら、この通り。ただの風邪みたいですよ。もう熱だって下がってきたみたいだし」

猫子は数日前から体調を崩し、今日になりようやく病院に来たのだった。

猫絵に別れを告げ、一足先に猫子は病院を後にした。
向かった先は一件の古ぼけた民家。
一目見れば誰もが廃屋と思うだろう。ここが猫子の家だった。

「ただいま。ご飯買ってきたよ」

それを出迎えるのは母。きれいな顔立ちの母は到底この廃屋のような家には似合わない。
奥の部屋には父の足だけが見えている。また今日は昼間からゴロゴロしているんだろう。

その頃、猫造は痩せ猫オナホに
霧中になっていた。😺

父は名を吾猫といった。顔はお世辞にも褒められた顔ではなく、体もだらしなく小太りの男だ。
何故この男に綺麗な奥さんがいるのか。世界七不思議に申請中だという。

「あなた、帰りました」

吾猫は重い体でだらしなく立ち上がり、早くそれをよこせといった仕草をした。出迎えの言葉さえない。

その時、隣の家から悲鳴が聞こえた。
なんだなんだいつもの喧嘩か？吾猫はそう言いつつも、どこか違和感を感じていた。
ほどなくして、乱暴に玄関が開けられる。

「た、助けてええええ」
痩せこけた男が飛び込んできたのだ。

「追い猫昌！どうしたってんだい！」

となりに住む猫昌は顔面蒼白で答えた。
「猫代が！猫代が消えちまったんだ！」

はあ、とあきれ顔の吾猫の足にしがみつき猫昌は続ける。
「本当なんだ！目の前でぱっと消えちまったんだよ！嘘じゃねえ！」

猫昌とは長い付き合いの吾猫には分かる。こんなくだらない嘘をつく男ではない。その上、顔面蒼白で脂汗で上着までもがびしょびしょだ。

吾猫と猫昌とは小学校からの付き合いである。
小さい頃は仲が良く、いつも一緒にいたものだ。
「やーい！猫昌！こっちこっち！」
そう無邪気に笑いながら走る吾猫。

「あっ！しまった！」

カーン！

空高く蹴り上げられた缶コーヒーの空き缶。
吾猫と猫昌のふたりはいつもの私有地で缶蹴りをしていたのだ。

「あーあ、また負けちまったよ」
ふたりきりの缶蹴りなので、どちらが辛抱強いかで勝敗が決まるつまらない遊びとなっていた。

「こらあ！悪ガキども！また来たんかあ！」
箒を振り回しながら初老の男が走ってきた。ここは彼の私有地で立ち入り禁止なのだ。

「やばっ、猫蔵じじいだ！猫昌逃げるぞ！」
ふたりは缶を猫蔵に向かって投げ、大急ぎで走りだした。

その頃、猫造は更に痩せ猫オナホに
霧中になっていた。😻