五輪は2008年北京から3大会連続出場。日本選手権も100メートルで7連覇するなど国内で無敵の状態が長く続いた。近年は両アキレス腱を痛めてから足をかばう癖がついてしまい、本来の走りができなくなったが、日本選手権は「代表選考がかかった重要な意味を持つ大会」と強調する。今月6日の布勢スプリント(鳥取)で何とか参加資格をクリアし、少しでも上の舞台を目指すために自身の可能性に懸けてきた。
もう一つの得意種目、200メートルはエントリーしていないため、東京五輪への道は事実上途絶えた。進退については明言を避けたが、27日には33歳の誕生日を迎える。「日本選手権が数十秒、1日ももたずに終わるという失態を犯してしまった。(支えてくれた人たちに)申し訳ない気持ち」。自身へのふがいなさに、唇をかんだ。
もう一つの得意種目、200メートルはエントリーしていないため、東京五輪への道は事実上途絶えた。進退については明言を避けたが、27日には33歳の誕生日を迎える。「日本選手権が数十秒、1日ももたずに終わるという失態を犯してしまった。(支えてくれた人たちに)申し訳ない気持ち」。自身へのふがいなさに、唇をかんだ。