ゴーンは数が売れない車に興味を示さず、結果として個人向けの魅力あるヒット車が皆無になった。
加えて親会社のルノーの経営を立て直すため、ルノー車を日産が製造し日産車をルノーが製造するような事をした。
日産が製造するルノー車は安く買いたたき、ルノーが製造する日産車を高く買い取らせる手法で日産の金をルノーに送金した。
おかげでルノーは万年赤字で倒産寸前だったのを立て直したが、日産がつぶれそうになっている。
日産の車種構成もルノーのためのものになっていて、例えば日産フェアレディZの中身はルノーとなっている。
ルノーはF1で数々の勝利を得てきたが、それは欧州メーカーの談合でルールを決めているからで、ルノーが優れているからではない。
例えば来年のF1のルールを決めるのに、ルノーとポルシェとフェラーリ、メルセデスの幹部が出席するが、ホンダやトヨタは決まってから知らされる。
ルノー、ポルシェ、フェラーリ、メルセデスはルール策定そのものに参加し、発表の1年も前からルール変更を知る事ができた。
アメリカや日本のメーカーは彼らが決めたルールをシーズン直前に知らされるので、絶対に勝てない仕組みになっている。
欧州の自動車レースは全てこんな仕組みで守られているから、ルノーやフェラーリのようなメーカーとして2流の会社でも優勝できる。