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■ラッパのマークのあの薬
オヤジ世代が幼かった頃、市販の薬はいまほど豊富ではなかったといえます。

とはいえ、誰もが知っている薬はなかなかないものです。

そんな中、知らないオヤジはいないだろうといわれているのが大幸薬品の正露丸。

ラッパのマークのあの胃腸薬です。ラッパのマークが付いている薬といえば、すぐに思い浮かびます。

ただ、ラッパのマークが付いているだけでここまで知名度を高めたわけではありません。

あのラッパのメロディーがあればこそでしょう。

パッパラパッパ、パッパラパッパ、パーパラパ・パッパラパ、パッパラパッパ、パッパラパッパ、パーパラッパッパー♪

このメロディーが、ついに商標登録されました。

目で見てすぐにわからない音声が登録商標になるのは難しい面がありますが、苦節2年以上の歳月をかけての登録です。

今回、インテルやBMWも音声が登録されています。

どれもが、聞けば一発でアレだとわかるものですが、BMWだけは高価すぎて一瞬戸惑うかもしれません。

オヤジにはなかなか手が出ない車です。

さて、正露丸の大幸薬品ですが、商標登録実現にさきがけ音楽レーベルまで立ち上げる熱の入れようです。

「SEIROGAN UTILITY RECORDS」がそれで、CMでおなじみのあの曲を、今風のアレンジで新曲仕立てにして聞かせます。

期間限定配信のため現在は公開終了していますが、デモ版的なものなど、他サイトにアップされているものを試聴することができます。

■商標登録といえばこちらも「希望の党」
ところで、2017年9月28日に衆議院が解散され、いよいよ総選挙モードに突入するわけですが、小池百合子東京都知事が立ち上げた新党「希望の党」のネーミングも商標登録されていたことがわかっています。

こちらは、結構前から登録しており、日本ファーストの会という名称を使う気がなかったわけです。

確かに、現在のナントカファーストには良いイメージが少ないですからね。

ナントカファーストを出願しまくった「転売オヤジ」がいるかどうかはわかりませんが、いたとしても「希望の党」までは考え付かなかったということでしょう。

小池百合子さんによる出願は2017年2月のことだそうです。

ただ、老舗を除けば政党の名称はなかなか長続きしない傾向が続いており、希望の党も何年持つのかに興味があります。

もっとも、民主党クラスの大所帯だと民進党に変わるまでは結構長かったように感じます。

民進党はあっという間に消えそうですが。

こうなってくると、今度は政党の音声や音楽など音商標が出てくるかどうかにも興味が移ってきます。

ネーミングは先に押えたもの勝ちになる面を否定できませんが、音ともなればそうそう同じものを考え付くこともないでしょう。

ここはひとつ、良い音を考えて、政党に売り込むオヤジがいてもおもしろいことになりそうです。

その前に、目前に迫った総選挙にはしっかりと行って、清き一票を投じることが重要となります。

それ以外に、一般人のオヤジが政治を動かす術はほとんどないのが議会制民主主義です。