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太陽系の惑星のなかでも、金星に並んで地球との距離が近い火星…。

ほぼ円に近い軌道で太陽の周りを公転する地球と比べて、火星の軌道はつぶれた楕円形をしているため、地球と離れたり近づいたりを繰り返しているが、昨年5月には約2年2カ月ぶりに、地球まで7528万キロの距離まで最接近するスーパーマーズが見られた。

ここに写っている天体は、米航空宇宙局（NASA）の無人探査丘マーズ・リコネッサンス・オービター（MRO）」が昨年11月20日にとらえた火星から見た地球と月の姿だ。

NASAによると、撮影時の火星探査機と地球との距離は約2億5000万キロ。

地球の左下に小さく見えるのが月で、こうしてみると地球と月とのサイズの違いがよくわかる（直径は地球が月の約4倍）。

もしも高度な文明を持つ火星人がいるならば、青く輝く地球を見て、なんと水の豊かな星だと思うことだろう。