カムチャッカ半島中部に位置するクリュチェフスカヤ山では6日、720分間にわたる爆発的噴火が続いた。
気象衛星ひまわり8号の観測で火山から南西254キロの方向に噴煙が流れているのが確認された。
カムチャッカ半島では先月中旬、シベルチ山で最大規模の噴火が起きたばかりだが、そこから45キロほど南西に位置する半島最高峰のクリュチェフスカヤ山(標高4750メートル)も6日に爆発。
噴火は約720分間継続し、5000メートル上空まで巨大なキノコ雲が立ち上った。
ロシア科学アカデミー(IVS FEB RAS)カムチャッカ火山噴火対策チーム(KVERT)は同日、「火山活動が衰える気配はなく、爆発的噴火はいつ発生してもおかしくない。噴煙が上空1万メートルまで達すると、付近を航行する航空機の巡航高度に影響を及ぼす危険性がある」として、危険度が2番目に高い航空コードを発表している。
■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。
【日時】2017年07月07日(金) 10:19
【提供】ハザードラボ