🦀 米子市雑談

市長6/11 22:20ＦＢより一部抜粋
先日、これに反対する方（代表者2名）と面会してきました。そもそも論になりますが、産業廃棄物には経済活動のみならず、医療行為や生活雑排水の下水処理から出る汚泥も産業廃棄物に含まれます。つまり、産廃というのは私たちの生活そのものであり、これを適切に処理していくことは、文明社会の宿命だと思います。ここに産廃処分場の必要性があるわけでして、全国47の都道府県のうち、鳥取と長崎をのぞく45都道府県ですでに設置が終わっているのですが、反対派の方はこの必要性にも疑問を挟まれます。いわく「ゴミの無い社会を目指すべきだ」と。なるほど、その理想には一定の賛意は示しますが、現実には全く無理な話です。そもそもそういう自分たちがをゴミを出す原因を作っていらっしゃる。私は面会の冒頭で、「今日はここまでどうやっていらっしゃったのですか？」とあえて質問をしておきました。そうすると「車で来ました」と答えられました。「ゴミの無い社会」の話が出た際に、文明の「利便性だけ享受しておいて、それは無責任ではないか」と返しました。車はやがて廃車となり、リサイクルはだいぶ進んでいるものの、リサイクルしきれない部品は産廃となります。ゴミゼロを目指すなら、まず車から降りて発言されれば説得力も上がったでしょうに。そもそもうんこやおしっこを下水で処理する行為も産廃を生んでいます。自然を守るためには、こうした人間の生活から不可避的に発生する廃棄物を適切に処理していかなければなりません。[ 中略 ]「淀江は水がきれいだからやめるべき」という論も間違いです。この論には「淀江はダメだけど他なら良い」という考えが見え隠れしますが、私の意見は「淀江でダメなものは他でもダメ。汚してよい土や水はどこにもない」というものです。