発信者情報開示請求とは
開示請求により、誹謗中傷を書き込んだ人物を特定
インターネットで誹謗中傷を行った人物を相手に裁判を起こす場合には、その人の氏名や住所などの個人情報を把握する必要があります。
しかし、ネット上の誹謗中傷は匿名で行われるケースが非常に多いため、書き込んだ人物(加害者)の特定は困難です。そこで、掲示板やブログなどのサイトの管理人(運営会社)やプロバイダーから、書き込んだ人物の個人情報の開示を求めるのが、「発信者情報開示請求」です。
「発信者」とは、誹謗中傷を行った人物のこと
発信者情報開示の「発信者」とは、ネットに誹謗中傷の書き込みを行った人物のことであり、「発信者情報」とは、発信者の氏名やIPアドレス(インターネット上の住所)のことです。この発信者情報が分かれば、その個人に対して損害賠償の請求をしたり、警察に刑事告訴したりすることが可能となります。
請求先は、「掲示板やブログの運営会社」など
発信者情報開示請求は、誹謗中傷の文章などが表示されているWEBサイト運営者(所有者、管理者)に対して提出します。掲示板やブログの場合、サイトの運営者らは誹謗中傷を書き込んだ人物の氏名を把握していないことが多いです。しかし、書き込みが行われたときのIPアドレス(ログ)は通常、最近のものであれば保存しています。IPアドレスが分かれば、そこから書き込んだ人物を割り出すことが可能となります。
[匿名さん]