>>10>>12も言っていますが、まあ彼らを持ち上げたり、お祀りするのは一種の日本的な怨霊信仰に由来した鎮魂の形なんですよね。源義経や菅原道真、大国主命などに対するものと変わらないんですよ。
つまり志を遂げられずに不幸な死に方をした人を神として祀り「あの人は立派だった」ということに“してあげて”あの世で心地よく過ごしてもらう。
そうすることで彼らに祟りなど起こさせない(つまり様々な災厄を起こさせない)ようにしているのです。
おそらく海外の方は西郷が明治政府に反乱を起こした反逆者であると聞けば、なぜそんな人物の銅像を作って上野に堂々と設置させているのか、全く理解出来ないでしょう。これは他のアジア人、シナ人やコリア人にも理解不能な、日本人独特のものです。
例えば古代日本であれば、オウム真理教の麻原のような人物も“麻原神社”だか“オウム神社”とやらで丁重にお祀りして、その祟りを封じようとした可能性は十分にあるのです。
スレタイからは外れますが、靖国神社も似たところがあります。
シナ人やコリア人は靖国神社について、戦犯(とされた人達)も祀っているから戦犯を神聖視しているだとか、過去の戦争を反省していない証拠だなどと、もっともらしい非難を浴びせます。
もちろん靖国は戦没者をお祀りする神社ですが、これには上野の西郷像や義経北行伝説、太宰府天満宮や出雲大社などと同じ、日本独特の怨霊信仰も日本人にも無意識のうちに反映されているだと思います。
亡くなった人のことはとやかく言わない、何よりも安らかに霊界で過ごしていただきたい。これが日本人の根本的な心情です。
そのあたりを外国人にも説明し、おかしな誤解を解く努力も必要かと思います。