23日、両国国技館でTリーグ開幕前日会見が行われ、松下浩二チェアマンと男女計8チームの代表選手と監督が報道陣に意気込みを語った。
松下チェアマンは記念すべきTリーグ開幕戦の会場に両国国技館を選択した理由について「卓球が国技と言われるようなスポーツになって欲しい。そういう思いから国技館を開幕戦の場所に選んだ。何年、何十年かかるか分からないが、子どもたちに夢と希望を与えられるリーグにしたい」とその積年の思いを語った。
「(国際卓球連盟発表の)世界ランク50位以内のうち男子15名、女子12名の参戦がかなった」(松下チェアマン)ことで、世界最高峰の卓球リーグが24日に日本で誕生することとなる。
北海道から沖縄まで全国で86試合開催されるファーストシーズンでは、男女各4チームずつが初代王者を目指してしのぎを削る。
優勝候補筆頭の木下マイスター東京からTリーグに参戦する水谷隼は「10年くらい前から国内プロリーグの話を聞いており、ようやく待望の環境が整った。昨年までロシアリーグでプレーしていたが、拠点が日本になることで移動時間やストレスが軽減されることが選手にとっての大きなメリット。この1ヶ月、開幕戦のために練習をしてきたので、最高のパフォーマンスを見せたい」とコメントした。
会見が行われた両国国技館では、会場演出のリハーサルが行われていたようだが、報道陣は完全にシャットアウト。
開幕戦演出の全容はベールに包まれたままだが、「試合だけでなく音と光と映像を楽しんで頂きたい」(松下チェアマン)とこれまでの卓球シーンに見られなかったエンターテイメントにも注目だ。
【日時】2018年10月23日(火)
【提供】Rallys