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■車には色々な物が乗っている事実
道路を走っていると、色々な落し物に出会うことがあります。

その中でも何故こんなものが落ちているの？と不思議になるのが「靴」です。

一般道だけでなく、高速道路にも靴が落ちているケースがあります。

道路に靴が転がっている理由はひとつではありません。

まずは、オヤジの推理をみてみましょう。

・車の中で脱いでいたらうっかり落とした
・車内でケンカして投げつけたら窓から飛び出した
・不要になったから捨てた

なかなか鋭い観察力です。

というより、経験者なのかもしれません。

実際、道徳心の低い人の中には、車外へゴミをポイ捨てする人がいます。

タバコの吸殻や、スナック菓子の袋や包装紙の延長線上に「靴」があっても驚けません。

また、新品の靴が大量に転がっている場合は、運搬中に荷台から転落したと考えられます。

もっとも、この場合は落とし主が回収に来るはずです。

高速だと無理かも知れませんが、ハイウェイパトロールへ連絡する手があります。

こうして理由をあげてみましたが、何かしっくりこないと思うオヤジもいるはずです。

何故なら、自分の身に置き換えて考えた場合に、現実離れしているからです。

もちろん、自分が落としたわけではありませんから、想像できなくても無理はありません。

それでも、やはり何かが違うのです。

■本当のところはうっかりミス
自分が靴を落とすとしたら、どのようなケースが考えられるか？

正解にたどり着くには、走行シーンばかりを考えていては駄目です。

車を使うときには、誰もが陥りやすい落とし穴があるのです。

もう気付いたオヤジもいるでしょう。

そうです、道路で転がっている靴の正体は、その多くが車の屋根に置いた靴だったりするのです。

たとえば、スポーツをするときなど、行き返りに履く運転用の靴と、プレイで使用する靴が違うことは珍しくありません。

野球やサッカーのスパイクだけでなく、使い分けるオヤジはたくさんいるでしょう。

この場合、現地へ到着してから履きかえます。

そして、ゲームが終わって帰り支度をするわけですが、荷物を入れている車の側で行うことが少なくありません。

このとき、脱いだ靴を車の屋根に載せて身支度をしたために起きるのが、靴の転落という仕組みです。

ちょっと他のことを考えたりすると、車の屋根に載せた靴のことなど忘れてしまうものです。

なにしろ、少しかがめば視界から消える高さにあります。

そして、そのまま発進して帰宅します。

帰宅したときには既に靴は道路上に転がった後ですから、車の屋根には存在しません。

しかし、何もないのが当たり前の屋根ですから、そのまま気付かないこともあります。

靴程度なら、まだ大きな事故にならないかもしれません。

しかし、職人が工具箱を屋根に載せたまま走り出し、気付いたときにはなくなっていたという話もあります。

オヤジ世代の人間としては、うっかりミスで道路上に物を落とさないように十分注意する必要がありそうです。

道路で転がっている靴を見かけたら、気を引き締めて運転しましょう。